CARAN d'ACHEからダイヤモンドをちりばめた万年筆「1010 Diamonds」登場!


スイスの高級筆記具メーカーCARAN d'ACHEが
スイスの誇る高級時計産業の伝統に敬意を表して
筆記具の"アート"を発表した。


 872個のダイヤモンドをちりばめた万年筆

 2010年9月14日、東京渋谷の松濤ギャラリーでカランダッシュの「1010 Diamonds」の発表会が開催された。全身に872個ものダイヤモンドをまとった万年筆は、もはや筆記具というより、それ自体が"アート"。その美しさもさることながら、気になる値段も1億500万円(税込)と、とびっきりの高さ。照明をぐっと落としたスポットライトだけで構成された会場には、大きなため息が漏れていた。

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 高級宝飾品としての万年筆

 カランダッシュの「1010限定コレクション」シリーズは2007年に、スイスの高級時計産業に対するオマージュ(敬意)として初めて制作されたもの。そのため、制作にはスイスで最高のジュエラーや彫金師が選ばれ、カランダッシュのジュネーブ工場でマスタークラフトマンによって組み立てられている。「1010(テンテン)」は、時計が最も美しく見える針の位置、10時10分を象徴している。
 そこでよく見ると「1010 Diamonds」のキャップは、歯車を連想させるようにつくられている。バゲットカット(長方形の台形カット)のダイヤモンドが22個、タテ1列に並べられている。その列が26列。しかも1列ごとにダイヤモンドを反転させてセッティングしてある。こうすることで、計572個のダイヤモンドがお互いに強い輝きを放ち合う。そのカットのパターンは44にものぼるとか。


 精巧にして繊細

 キャップの先端にはカランダッシュのモノグラムが刻まれ、時計のクラウン歯車があしらわれている。そして、時計の針を模したクリップには1粒のダイヤモンド。
 ボディ部分は精巧な2重構造になっており、外部ケージは時計の歯車を支えるブリッジがモチーフ。エメラルドカットのダイヤモンド170個がはめ込まれている。内部ケージはホワイトゴールドでつくられ、歯車をイメージしたつくり。さながら、シースルーバックの機械式時計のようだ。圧巻はリング部分。88個のバゲットカット・ホワイトダイヤモンドの中に、時計の15分間隔の位置にブラックダイヤモンド8個があしらわれている。その輝きは、どんな宝飾品にも負けないほど圧倒的な輝きに満ちていた。

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 超弩級の逸品

 カランダッシュは、外から見えない部分の美もおろそかにしない。インクを入れるコンバーターはホワイトゴールドで仕上げられ、大きめのブリリアントカットのダイヤモンドがあしらわれている。ペン先は18金ロジウムコート仕上げ。「1010限定コレクション」シリーズ共通のモチーフ、時計の歯車が手彫りで彫刻されている。カランダッシュのクラフトマンの手によって入念に磨き上げられたこのペン先は、極上のしなやかさを持ち、なめらかで、しかもしっかりとした書き心地を示す。「1010 Diamonds」は万年筆としても超弩級の逸品なのである。


 スポーツと時計と高級筆記具の融合

 会場には、この10月から発売を開始する「1010 Chrono Sport Limited Edition(限定品1010クロノスポーツ)」も披露されていた。これは機械式時計にストップウォッチ機能を加えた精密機械の極致「クロノグラフ(Chronograph)」の発明と、記録に挑むすべてのアスリートたちへのオマージュでもある。
 ボディを構成する2つのケージは、あたかもスケルトン時計のムーブメントを見るような精巧さで構成されている。ブラックラッカー仕上げの内部ケージには赤い歯車が一つ施され、シルバープレート・ロジウムコート仕上げの外部ケージと絶妙の調和を見せている。リューズをモチーフにしたブラックラッカー仕上げのキャップ、時計のベゼルを表現したリング。そのメモリ部分には蛍光塗料が施され、クリップには小粒のルビーがあしらわれている。全体に華美にならず、引き締まった印象なのは、クロノグラフとスポーツをコンセプトにしているせいだろう。万年筆(1,575,000円、税込)とローラーボール(1,470,000円、税込)の2種類があり、シリアルナンバー入りで各500本の限定生産。
 会場には同様のデザインで、無垢のローズゴールで仕上げられた世界限定10本の「1010 Chrono Sport Limited Edition Rose Gold」(10,500,000円、税込)の万年筆も紹介されていた。スポーツの美学とスイスメイドの精巧な技術が融合した至高の逸品と言えそうだ。


 精密技術とクラフトマンシップの結晶

 私たちはこの春、「バーゼルワールド」を訪れている。スイスだけでなく、世界中から名だたる高級時計メーカー、宝飾品ブランドが勢揃いする「バーゼルワールド」は、プレスにとって欠かせない取材対象だ。その中にあって、1915年創業のカランダッシュは、スイスの老舗企業であり、名門企業であり、しかも抜きん出た高級筆記具メーカーとして位置づけられている。「バーゼルワールド」に「高級筆記具部門」があれば、間違いなくその筆頭に位置するだろう。
 その取材の折り、会場近くのホテル、ラマダプラザに設えられたカランダッシュの特設ブースを覗いてみた。そこには、2007年に発表された「1010限定コレクション」シリーズのいくつかと「1010 Diamonds」がすでに展示されていた。その席でフィリップ・デ・コロディCEOは「私たちはスイスの精密技術とクラフトマンシップに磨きをかけ、さらなる高みを目指す」と宣言していた。その飽くなき挑戦心が「1010クロノスポーツ」に結実しているようだ。


 ものづくりスイスの「魂」がここに

 カランダッシュが作っているのは、単なる文房具としての筆記具ではないように思える。ジュネーブの工場を訪れ、職人さんたちが一つ一つ丹念に万年筆の部品を磨き、組み立て、調子を確かめている様子を見ていると、あたかも人の思考を表現し、思いを伝え、大切な記録を残すための「精神の糧」を作っているかのようだ。カランダッシュが「筆記具はすべてジュネーブの工場だけでつくる」と決意しているのは、製品にMade in Switzerlandの伝統と誇りを込めているだけでなく、作り手の「魂をも込めるため」なのではないか。「1010限定コレクション」シリーズは、その極致と言ってよさそうだ。
(Text/水木 康太郎 Photographs/寺田 明香、CARAN d'ACHE Movie/飯田 健太郎)


●問い合せ

カランダッシュ 丸の内フラッグシップショップ カランダッシュ丸の内フラッグシップ店
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
Tel. 03-3216-0056
月~金/9:30~19:00
土・日・祝日/10:30~18:00
http://www.carandache.co.jp

 

プレゼント

カランダッシュ特製の「ブックマーカー」(非売品)を3名様にプレゼントいたします。

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