
世界を舞台に
金融をエンターテインメントにした情報カフェが
六本木のど真ん中に登場した。

カフェを運営するのは、全国で約20店のトラベルカフェやアーキテクトカフェを展開する株式会社インストアメディア社。カフェを「情報メディア」として位置づけ、さまざまな企業とタイアップしながら、ユニークなコンセプトで各種のカフェを展開している。
今回、六本木の交差点近くにオープンしたカフェも、以前はベルギー政府観光局とタイアップしてベルギーの観光情報を発信していたもの。3年間の契約を終了して、新たな展開に乗り出した。

今回のカフェを企画・プロデュースしたのは、投資家をつなぐSNS「World Investors」を運営したり、Net TVで投資情報を配信したりしている株式会社ザ・スリービー。石田和靖社長は「景気が低迷している今だからこそ、投資情報は大切なのです。カジュアルな雰囲気のなかでお酒でも飲みながら、金融情報を手にすることそのものを楽しんでいただきたい」と意欲的だ。
店内では、50インチのプラズマモニターを通して、海外の投資環境や経済情勢に関する情報が常時、配信されるほか、各種の投資セミナーや専門家を招いてのトークイベント、参加者同士を結びつける懇親会などが開催される。
なかでも注目されているのが、カフェで展開されるイベントを、Netで同時に配信する「クリック&リアル」の試み。毎週月・水・金の夕刻に店内からライブ放送をNet配信する予定で、カフェが、情報を受け取るだけの場所から、情報を積極的に「発信する場所」へ大きく転換しようとしている。

この試みに協力している企業の顔ぶれも多彩だ。クレディセゾン傘下のセゾン投信(投資信託など長期投資に強みを発揮している投資ファンド)、NYSE Liffe(ナイスライフ、ニューヨーク証券取引所グループの金融先物取引所)やスーパーファンド証券(オーストリアのウィーンで設立された完全自動トレーディング手法による証券会社)、ひまわり証券(FXや証券先物などのデリバティブ取引を得意とする証券会社)、イニシア・スター証券(モンゴルの不動産をファンド化したり、レジャーホテルを証券化したりするなど事業証券化ビジネスを開発した証券会社)、New-S証券(ブラジル株、ベトナム株、タイ株、ロシア株など、海外への投資機会を提供するユニークな証券会社)など6社が協力している。

ある協力会社の役員は「六本木から投資情報を発信するというのがいいね。これが丸の内とか大手町だったら協力できなかった」と語っているが、現代の投資情報に、過去の実績は何の役にも立たないことを示唆していて興味深い。古い成功体験でなく、新たな時代感覚による投資チャンスの情報共有という概念に共感したようで、この新しい試みを高く評価している。
インストアメディア社でも、今回の試みが成功したら、主要都市で順次、同様のカフェをオープンしたい考え。さらに、Net配信は海外での展開も容易なので、いずれは香港やニューヨーク、ロンドンなどでも展開する可能性を探って行くという。
(Text/編集部)

東京都港区六本木6-1-3 六本木六門ビル1F
Tel. 03-5785-2061
http://www.worldinvestors.tv/