来春、開業3周年を迎える
「シャングリ・ラ ホテル 東京」。
アジアンホスピタリティで知られる
ラグジュアリーホテルの居心地の良さは
まさにこの世のパラダイス……。
東京の表玄関・東京駅は、「東京ステーションシティ」の名の下、再開発が急ピッチで進められている。そのキャッチフレーズは「東京駅が、街になる。」というもの。文字通り、駅そのものが大きな街に変貌しつつある。
その変化を象徴するのが、周辺の超高層ビル群。これまでの八重洲口(東側)、丸の内口(西側)に加え、新たに日本橋口(北側)ができて、東京駅をとりまくように高層ビルが林立している。
2008年11月に竣工した37階建ての「丸の内トラストタワー 本館(メインビル)」もその一つ。すぐ北側にN館があり、ともに東京駅の日本橋口から徒歩1分、八重洲北口から徒歩2分という絶好のロケーション。その本館の上層階、27階から37階までの11フロアを占めているのが「シャングリ・ラ ホテル 東京」である。2009年3月にオープンしたばかりの新しいホテルで、来春、3周年を迎える。足元が包まれるほどの分厚い絨毯と、ボヘミアングラスをふんだんに使った50点以上のゴージャスなシャンデリアが評判だ。
館内の美術品の数々も見事。全体のコンセプトを中唐の詩人、白居易の作品「琵琶行」に求めたとかで、緻密で繊細な作品が館内の随所に飾られている。1階のベルデスクの壁面に飾られた磁器タイルの作品や、28階のレセプションに据えられた金箔をあしらった精巧なレリーフなど、つい見とれてしまう。27階から29階までの大階段の壁面を埋める長さ10m、幅3mの金とパラディウムの合金を施したレリーフにも、思わず足が止まる。他にもロビーのガラス絵や、油彩の細密画、蘇州の刺繍、精巧なガラス細工など、さまざまな手法による美術品がふんだんに館内を彩っている。
香港を拠点に活躍するアンドレ・フー氏がデザインしたレストランもまた華麗だ。“喜び”を意味する28階のイタリアンレストラン「ピャチェーレ(Piacere)」は、2フロア分の吹き抜けにベネチアングラスのシャンデリアが下がり、ドラマチックなダイニングサロンになっている。3方向に広がる景色を眺められる29階の日本料理「なだ万」は、意表を突くアーティスティックなデザインで、「NADAMAN」と表現したほうがしっくりきそうなモダンなたたずまい。本格的な懐石料理や江戸前寿司、鉄板焼などを楽しめる。28階の「ザ・ロビーラウンジ」もエレガントで落ち着いた雰囲気。昼間はピアノのライブ演奏に耳を傾けながら豪華なアフタヌーンティーをいただき、夜は3方向に広がる夜景を眺めながらカクテルを味わってもらう趣向だ。 この「ザ・ロビーラウンジ」をはじめ、「なだ万」や客室の「デラックスルーム 」「 プレミアベイビュー」から間近に眺められる「東京スカイツリー®」は圧巻。
客室は6つのスイートルームを含めて200室。すべて50㎡以上の広さがあり、37階の「プレジデンシャル スイート」に至っては269㎡もの広さがある。しかも2層吹き抜けの大空間で、ちょっと他に類のない広さと豪華さだ。最上階の2フロアにはこうしたスイートルームのほか、専属のコンシェルジュがつく「ホライゾン クラブ」の客室31室がある。「ホライゾン クラブ ラウンジ」には朝食やイブニングカクテルが用意され、エクスプレス チェックイン&チェックアウトのほか、会議室の利用、スーツやドレスのプレスサービス、靴磨きサービス、日本橋高島屋でのショッピングアシスタントサービス(日本語、英語、中国語)などが受けられる。限られた客室数だからこそ可能になったパーソナルなサービスと言えよう。
「シャングリ・ラ ホテル 東京」の特徴を最もよく現しているのは、29階にある直営のCHI「氣」スパだろう。“シャングリ・ラ”というのは、「チップス先生さようなら(Goodbye, Mr. Chips、1934年)」などの作品で知られる英国の作家、ジェームス・ヒルトン(James Hilton)の「失われた地平線(Lost Horizon、1933年)」に登場する桃源郷。ヒマラヤの奥地を舞台に「見知らぬ人を歓待する」ことを信条とする不老不死の理想郷だ。映画やミュージカルにもなったのでご存知の方も多いことだろう。「シャングリ・ラ ホテル」はこの伝説から名付けられた。そしてCHI「氣」スパは、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツが、そのヒマラヤの伝統的な癒しの哲学と儀式にインスピレーションを得て開発した直営のスパなのである。
赤レンガの壁面と木のフローリングを施したスパに足を踏み入れると、照明の落とされた空間にチベットの古美術品がスポットライトを浴びている。それだけでたちまち、神秘的な雰囲気に包まれる。トリートメントの基本的なコンセプトは中国の「陰陽五行思想」に基づいており、自然の摂理である「氣」のバランスを保つことに重点を置いている。トリートメントに用いる素材もヒマラヤ岩塩や翡翠など、アジア各地で活用されてきた伝統的なもの。こうしたCHI「氣」スパ独自の理論と技術を身につけたセラピストを養成するため、2006年にマニラに「シャングリ・ラ スパ アカデミー」を開設している。
「シャングリ・ラ ホテル」の歴史は、1971年にオープンした「シャングリ・ラ ホテル シンガポール」に始まる。広大なボタニックガーデンを擁する750室の壮大なホテルで、シンガポールといわず、アジア屈指の高級ホテルである。その創業からわずか40年ほどで、今や世界中に72のホテルとリゾートを所有・運営するまでになっており、総客室数は3万室を超える。これまで主にアジア、オセアニア、アラブ圏で展開してきたが、2010年12月にはヨーロッパ初の「シャングリ・ラ ホテル パリ」をオープン、さらに2015年までにトロント、イスタンブール、ロンドン、ラサ(チベット)など22ホテルが加わる。プロジェクト段階のものを含めると、その数実に40件以上というスピードだ。
特に中国での展開が目覚ましい。全72ホテルのうち30ホテルが中国国内にあり、まだまだ増える予定だ。代表取締役社長のグレッグ・ドーガン氏は「13億の人口を抱えて驚異的な経済成長を遂げている中国は、海外からの旅行客だけでなく、国内需要も期待できる。大都市だけでなく、中都市を対象にさらに事業を拡大させる」という。中国ではホテルを倍増させる計画で、従業員は9,000人も増える予定だ。そのため、2004年12月に集中研修センター「シャングリ・ラ アカデミー」を開設、自ら人材養成に乗り出している。
シャングリ・ラ ホテルの名声は、必ずしも豪華なシャンデリアや高価なカーペットでもたらされたわけではない。「一流のホテルは、一流のスタッフによってもたらされる」と言われるように、スタッフのサービスマインドが磨かれていなくては、とてもここまで急成長を遂げることはできなかっただろう。シャングリ・ラ ホテルは、「人間性で採用し、スキルは研修で」をモットーに、全スタッフに「シャングリ・ラ ケア」プログラムを実施している。その骨子は「シャングリ・ラ ホスピタリティは家族を思う心から」という企業理念をベースに、「尊重」「謙虚」「礼儀正しさ」「親切心」「誠実」という5つの価値観を共有してもらうことにある。
ところで、シャングリ・ラ ホテルはどのような人物によって創業されたのだろうか。
シャングリ・ラ ホテルを運営する「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」は、香港に本拠を置く「シャングリ・ラ アジア リミテッド」の商標名である。主要株主は創業者のロバート・クオク(郭 鶴年)氏が率いるクオク グループ。
中国系マレーシア人で、製糖事業で大きな成功をおさめ、マレーシアで最も成功した企業家の一人といわれている。香港で上場している企業は「嘉里集団(ケリー グループ)」。ホテル事業のほか、商品取引、不動産、飲料、物流、新聞・出版、海運、食用油の製造、農園経営など、アジア全域で事業を展開する複合企業体である。ホテル事業はシャングリ・ラ ホテル(Shangri-La Hotels、香格里拉酒店)のほか、1989年に中級ホテルのトレーダース ホテル(Traders Hotels、盛貿酒店)、2011年にはよりモダンなケリー ホテル(Kerry Hotels、嘉里大酒店)といった新ブランドを登場させている。
「失われた地平線」で描かれている“シャングリ・ラ”の世界は、驚くほど長寿命で衣食住にも心配のない、この世のパラダイス。そのため、些細なことに悩むことなく、人生の目的だけを考えることができた。私たちにも数100年の寿命が与えられ、生活の心配がなかったとしたら、きっと「見知らぬ人を心から歓待する」に違いない。「シャングリ・ラ ホテル 東京」で過ごす時間がどこか夢見心地になるのは、そんな雰囲気に包まれるせいかもしれない。
(Text/飯田 徹)
1969年オランダ生まれ。ロンドンやドイツのインターコンチネンタル ホテル、エルサレムのヒルトンホテルなどで、主に料飲部門の要職を歴任。2000年にシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツに入社、中国の「シャングリ・ラ ケリーセンター 北京」の料飲部長に就任。2002年に「シャングリ・ラ ホテル 長春」の副支配人、後、総支配人に就任。2007年には、グループで初めてのモルディブのリゾート「シャングリ・ラ ビリンギリ リゾート&スパ モルディブ」の総支配人に就任、開業を成功に導いている。2011年10月に現職。アジアで最も重要な大都市、東京で、来年3月、開業3周年を迎える。総支配人に就任したばかりだが「素晴らしいチームと一緒に仕事ができるのは大きな楽しみ」と、精力的に活動を開始している。
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「シャングリ・ラ ホテル 東京」は、今年3月の東日本大震災で被災された方々を支援するために、4月から「WISH.forJapan」を立ち上げ、活動を開始している。そのチャリティの一環として、パッケージ料金の10%を寄付する宿泊パッケージを発売する。多くの特典が付けられているので、お得感満載だ。
| ◇実施期間 | / | 2011年12月10日(土)~2011年12月25日(日)まで |
| ◇料 金 | / |
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| ◇特 典 | / |
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Tel.03-6739-7888(代表)
http://www.shangri-la.com/jp/
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「シャングリ・ラ ホテル 東京」の「デラックスルーム」宿泊券(1泊1室2名様)をプレゼントいたします。
エントリー期間: 2011年11月17日(木)から12月18日(日) |