"日本のエーゲ海”岡山県牛窓の感動ホテル ホテル リマーニ 夕・朝食付きペア宿泊券を1名様にプレゼント

瀬戸内海に面した岡山県の牛窓。その一等地に立地する「ホテル リマーニ」。目の前にある前島の先には、かすかに小豆島の島影が見える。

弘法大師・空海が、暴風雨のため1年遅れて第16次遣唐使船に乗り込み、大阪の住吉津を出発したのは804年のこと。途中「瀬戸内海で風待ち、潮待ちをしながら水や食料を積み込んだ」とされるのが岡山県の天然の良港「牛窓」である。江戸時代には朝鮮通信使の宿泊地にもなった歴史のある港町だ。現代ではオリーブが実る“日本のエーゲ海”として静かな人気を博している。

ホテル リマーニのたたずまいはリゾートホテルの雰囲気にあふれている。

牛窓って、どこ?

岡山県の牛窓は、見どころにあふれた倉敷市や現代美術で知られる直島、島巡りで人気の小豆島などと異なり、瀬戸内海に面しているとはいえ、それほど広く知られているわけではない。「牛窓に行ってきた」といっても「それって、どこ?」と返されることがほとんどだ。5年ほど前に「ホテル リマーニ」を訪れたときも、ドライブしていて偶然、見かけたもの。目の前の風景は評判通りの美しさだったが、ホテルはごくありふれた普通のホテルだった。

窓からの風景は、さながらエーゲ海の海を眺めているかのよう。

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天満屋が所有するホテル

それが今回、改めて訪れてみて、内部が全く生まれ変わっているのに驚いた。30年前の創業時から岡山の名門百貨店グループ「天満屋」がオーナーだそうだが、当時はそれとは気がつかなかった。それが今回は正面に「天満屋ホテルズ&リゾーツ」と明示され、天満屋グループのホテルであることを前面に打ち出している。当時は他にもいくつかホテルを所有していたそうだが、現在は瀬戸大橋を一望する「せとうち児島ホテル」(倉敷)と、この「ホテル リマーニ」だけを残したそうだ。

客室からの眺めも開放的で、心が休まる。

広々とした客室で、海辺の休日を満喫。

ホテル内にはくつろぎのスペースがふんだんに用意されている。

プロのホテルマン

劇的なリニューアルを経て再オープンしたのは2016年6月のこと。話を伺おうと支配人に声をかけたところ、登場したのはハワイ出身で日系三世の米国人、専務取締役総支配人のケネス・ミツツネ氏だった。漢字にすると「光常国男」になるのだとか。10歳のころ、ハワイのホテルで「ブロンドの髪をポニーテールに結った美しい女の子を見かけて以来、そんな職場に憧れてホテルマンを目指した」というロマンチスト。その後、スイスのローザンヌ、ルセーヌなどのホテル学校で学び、さらに米コーネル大学のホテルスクールでホテル経営を学んだプロのホテル経営者だ。

新装なったバーラウンジ。ゆったりとくつろげる。

冬場には囲炉裏タイプの暖炉が人気。奥にはシガールームもある。

ライブラリーは飾りではなく、梯子を移動させて気に入った本を手にすることができる本格的なもの。

コンセプトはギリシャ

世界各地の一流ホテルで支配人を務めてきたミツツネ氏が、またどうして牛窓へ……。「縁あって岡山市のホテルの経営を頼まれて、2年の約束で再建を果たしたのでハワイへ戻ろうとしたら、こちらのオーナーが、うちのホテルのマネージメントも頼みたいと相談されて」2つのホテルの経営を引き受けることになったのだそうだ。そこで、ホテル リマーニのパブリックスペースを全面改装、“日本のエーゲ海”と呼ばれる牛窓にふさわしい「ギリシャをコンセプトの中心に据えたホテル」に造り替えたというわけ。プロの手によって、ホテルは見事に変身を遂げている。

レストランのテラス席には、テーブルごとに屋外用のガスストーブを2台設置。瀬戸内の海を身近に感じながら食事を楽しめる。

個室のスペースからは牛窓の海を一望できる。

ワインセラーには常時3,000本以上のワインやシャンパンが用意されている。

清潔で開放的なオープンキッチンも新設。スタッフには働きやすいと評判がいい。

すべてが本物

そこで心がけたのは「すべて本物」を用意することだったという。料理は生粋のギリシャ料理。そのため、国籍こそオーストラリアだがギリシャ出身のシェフを採用。料理の素材もギリシャはもちろん、パリの中央市場など、欧州各地から取り寄せている。日本人の舌に合わせて無理に味付けを変えたりしていないので、神戸から船でやってくるギリシャ総領事などは「これは本物のギリシャ料理」と感激、度々訪れているそうだ。朝食も、お手軽なビュッフェスタイルにはせず、あくまでフルサービスが基本だ。

牛肉は岡山産、あるいは蒜山(ひるぜん)産の赤身牛肉。室温2℃、湿度70%の環境で45日間熟成させたドライエージングビーフが中心。
エイジドビーフステーキには独自のフレーバーと柔らかさがあり、肉の旨みを存分に堪能できる。
ギリシャの代表的な料理「サガナキ」。サガナキはギリシャ語で小さなフライパンという意味。食材を小さなフライパンで調理し、そのままテーブルに出す。
炭火の上で鉄串に刺した肉類を回転させながら焼く「ギロス」。焼けた部分から肉を削ぎ落として食べる豪快な料理だ。
豚肉や羊の肉を炭火で焼いた串焼き料理「スブラキ」。ヨーグルトを使ったディップにつけて食べる。シーフードの串焼きもある。
地元、牛窓の漁協から仕入れた魚をローストした「プラキ」。下に敷かれているのは牛窓産の地野菜。

これぞ、ホテル!

なぜ、そこまでこだわるのか。それは、目指しているのが「THE HOTEL(これぞ、ホテル!)」だからだ。「せっかく牛窓までおいでいただいたのに、まがいもののサービスでは申し訳ない。ぜひ、本当のホテルサービスとはこういうものだ、というところをお見せしたい」という。そのためには労を惜しまず、アイデアを駆使して、誠実に仕事に取り組むことをスタッフに徹底しているそうだ。そのスタッフの国籍は14カ国にも及んでいる。客室数41室のホテルにしては国際色豊かだが、このほどよい規模感がスタッフのまとまりの良さを生み出しているようだ。

朝食用のサラダをアレンジする保田宗之氏。オペレーション部のディレクターだが、自ら現場もこなす。
朝食にはスパーリングワインではなく、本物のシャンパンがサービスされる。
シャンパンは、朝からいただいても不自然にならない唯一のお酒……。
エージドビーフのステーキは、朝食のメニューとしても選べる。
パンやケーキ類はすべてホテルの自家製。いつでも焼きたてが提供される。
いつまでもパンが温かいので中を覗いてみると、真っ白な石が。
パンを保温しておくために、温められた石が敷かれていたのだ。これには素直に感動!
コーヒーを注ぐポットは南部鉄瓶。まろやかな味わいを生む南部鉄瓶は、ハワイ産のコナコーヒーによく合う。これにも感動!

ホテルは生涯の天職

これだけ多くの外国人スタッフをマネージメントできるのは、経験豊富な総支配人だからだろうか。「海外出身のスタッフの多くは、ホテルの仕事を生涯の天職と心得ている人が多い。それだけ真剣であり、自分の頭で考え、自分の考えで判断し、自分の責任で行動できるように訓練されている」という。中には、本国の家族に仕送りしている人もあり「簡単に諦めるわけにはいかない。それだけホテルの仕事に必死なのです」とミツツネ総支配人。

ゲスト リレーションズ オフィサーのサモイリ・エレーニ・アイカティリーニさんはギリシャの出身。ギリシャがコンセプトのホテルにはぴったり。
瀬戸内の海を眺めながらの朝湯は最高!
“日本のエーゲ海”を眺めていると、一瞬、日本を忘れそうになる。
とはいえ、緑の濃い島には、やはりどこか日本の海を感じる……。

何もしない贅沢を……

リマーニはギリシャ語で「港」を意味する。ホテル リマーニはリニューアルオープンしてまだ1年足らずだが「もっとギリシャの雰囲気に磨きをかけ、さらにサービスの質を高めていく」という。そうして「お客様の良き“港”になって、何もしない贅沢を味わっていただけるようにしたい」とミツツネ総支配人。これからエステティックサロンを整え、客室のリニューアルも進める計画だという。こういう本物志向のホテルに出会うと、何だかとても得した気分になるから不思議だ。

「気持ちの良い空間と、妥協のないサービスを心掛けていきたい」とミツツネ総支配人。偶然ながら、すぐ近くの豊島(てしま)はご先祖の出身地だという。

牛窓は見所満載

牛窓とその周辺には、実は見所がたくさんある。牛窓海水浴場から牛窓神社に続く途中の亀山公園からは瀬戸内海が一望でき、公園の山つつじは春先が見頃。牛窓オリーブ園の収穫際は秋に行われるが、10月の第4日曜日には御輿やだんじり巡行で知られる牛窓秋祭りがある。ヨット教室が開かれる牛窓ヨットハーバーや、風情のある「しおまち唐琴通り」、朝鮮通信使の展示もある海遊文化館、目の前にある前島はフェリーで5分ほどなので、ここもぜひ渡ってみてほしい。

牛窓のすぐ目の前にある前島。その向こうにかすかに見えるのは小豆島。
前島は大阪城築城のために巨大な石を切り出した採石場になっており、巨石が多い。
前島からの帰りにはホテル リマーニが正面に見える。背景の小高い丘は牛窓オリーブ園。
吉備古社の一つ、牛窓神社。気さくな宮司さんが相手をしてくれることもある。
全山をピンク色に染める亀山公園の山つつじは見事。
港町として栄えた江戸時代の面影を残す「しおまち唐琴通り」。
牛窓独特の船形だんじり。地元の船大工と宮大工が協力して作り上げた傑作だ。
古くから牛窓に伝わる「唐子踊(からこおどり)」。男児二人が太鼓や横笛に合わせて踊る朝鮮由来の独特の踊り。
岡山県牛窓海洋スポーツ振興会が運営する牛窓ヨットハーバー。ヨット教室の開催に力を注いでいる。

岡山で寄りたかったところ

岡山に行ってぜひ寄ってみたかったのが伏見・豊川と並ぶ“日本三大稲荷”の一つ、最上稲荷。広い通りに据えられた巨大な鳥居が参拝者を迎える堂々たる風情は、まさに偉容。もう一つ、見ておきたかったのが、世界最古の庶民のための公立学校「旧閑谷(しずたに)学校」。これは岡山藩主・池田光政が、江戸前期の1670年に創建したもので、庶民の中から地方のリーダーを養成するための学校だったとか。現在では国宝になっている立派な講堂に、藩主のための小さな小斎(しょうさい)が隣接しているが、そのたたずまいを見ただけで、藩主の志の高さと高潔さ、教育熱心な岡山県人の県民性が窺われる。

広い通りの大鳥居が参拝者を迎える最上稲荷。
その規模の広大なことに圧倒される。
旧閑谷学校の立派な講堂と、隣接する藩主のための小斎。
この講堂で生徒は「論語」などの購読を受けた。
学校全体を取り囲む765mにもおよぶ石塀(せきへい)。300年を経て今なお整然とした姿を留めている。
学校の一角には創始者・池田光政を祀る閑谷神社などが整備され、全体に教育施設らしい気品にあふれている。
●「ホテル リマーニ」への問い合わせ
Tel.0869-34-5500
http://www.limani.jp
●読者プレゼントのお知らせ
エントリー期間中、セゾンカード・UCカードを1,000円(税込)以上ご利用のうえエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、「ホテル リマーニ」のペア宿泊券(夕・朝食付き)をプレゼントいたします。

※宿泊券有効期間:2017年8月〜2018年1月までの6ヵ月間

エントリー期間:2017年5月17日(水)〜6月26日(月)

※当選者の発表は、賞品の発送(2017年7月中)をもってかえさせていただきます。

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