川のほとりのアートの宿 リバーリトリート雅樂倶 リバーリトリート雅樂倶のペア宿泊券(夕・朝食付き)を1名様にプレゼント

通常は構造体に使用するプレキャストコンクリートを校倉(あぜくら)積みにして張り巡らしたしたロビーラウンジ。設計・監理は建築家で東京大学名誉教授の内藤 廣氏。

2015年3月の北陸新幹線の開通により、東京/富山駅間の所要時間はわずか2時間33分と、富山はグンと行きやすい旅先になった。グルメにとっては、ます寿しやブリなど、富山のうまいものがそれだけ身近になったことになる。それだけではない。美術品に囲まれた、他のどこにもない、隠れ家のような珠玉のホテル「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」へも行きやすくなった。

ロゴマークはRiver Retreat のRRをデザインしたもの。リトリートは「逃げ込む、隠遁する」といった意味で「隠れ家」を指す。

素通りするには惜しい富山

北陸新幹線の開通で金沢が一躍、脚光を浴びているが、素通りされがちな富山にも魅力は溢れている。特にグルメにとっては食の宝庫でもある。有名なます寿しやブリだけでなく、シロエビ、ホタルイカ、それに大門(おおかど)素麺や富山の干柿、地酒にお米など、うまいものは目白押し。高岡の銅器や錫製品、伊波の彫刻品、チューリップなど、名高い名産品もたくさんある。黒部ダムや八尾の「越中おわら風の盆」など、見どころにも事欠かない。富山は、素通りするには惜しすぎる土地柄なのである。

エントランスからロビーへのアプローチ。これだけですでに“異空間”の趣を感じさせる。
客室へ向かうアートウォーク。美術館そのもののたたずまいに、ひとときホテルであることを忘れる。
通常はビルの構造体に使用されるプレキャストコンクリートを内装に使用した吹き抜け空間のロビーラウンジ。
内と外との境目にいるようでいながら、どこか温もりを感じさせる。
ありふれたホテルのたたずまいを拒否したようなデザインに、造り手の意欲を感じさせる。
壁面全体を陶板のアート作品で彩ったユニークな踊り場。
気に入った本を自由に取り出して読むことができる2階のライブラリー。
館内のいたるところにアート作品が飾られているので、つい目移りしてしまう。

泊まれる美術館

その北陸新幹線の富山駅から車で約40分、金沢駅からでも約1時間、富山空港からだとわずか15分で行けるのが神通川のほとりにあるリバーリトリート雅樂倶。「鄙には稀な……」などというと叱られそうだが、アート作品約300点を散りばめた上品かつ上質な、客室数わずか25室の贅沢なホテルである。ここでは、宿泊施設なので仮にホテルと呼ぶが、実際は“泊まれる美術館”とでも言うべき、あまり人には教えたくない、自分だけのためにとっておきたくなるようなホテルである。

意匠をこらした3階の茶室「無私庵(むしあん)」。
ビルの中とは思えない静寂さの中で、本格的なお茶を楽しめる。隣接して立礼(りゅうれい)で手前を楽しめる「魏邦軒(ぎほうけん)」がある。
ロビーには女性向けに、好みの柄の浴衣が選べるコレクションも。家具調度類はほとんどが特注品。
広々としたカウンターが見事なバー「ミレニアム」。ゆったり過ごせる。
爽やかな風が吹き抜ける外のくつろぎスペース「リバーサイドテラス」。
地元産の工芸品などを置いたホテルショップ。
子どもたちが自由に遊べるようにおもちゃも完備。
このポニーでサブロビーを自由に乗り回すことができる。

利益は最優先事項ではない

というのも、オーナーの石崎由則氏は地元、富山で環境・建材・パッケージ、それに再生エネルギー事業などを手掛けるアイザックグループを率いる事業家。リバーリトリート雅樂倶を造るにあたっては「利益は最優先事項ではない。普通のものを営業ベースでやるなら何もアイザックグループがやる必要はない」と言い切るほど「世界のどこにもない、現代の隠れ家を造る」ことにこだわった。その根底には「採算優先の施設で、人は本当に癒されるのだろうか」という考え方があるようだ。

神通川と一体となったような露天温泉「雅の湯」。
リラクシングスペース「はなだま」。加工したアコヤ貝1,000枚を手作業で貼り付けてある。
ジャグジー、サウナ、炭酸泉があるスパに隣接してアロマによるトリートメントルームも完備している。
地下1階の和食レストラン「樂味」。地下の位置付けだが、神通川に面して外光が降り注ぐ開放的な空間。
デザインの異なる4つの個室があり、静かな雰囲気で料理を楽しめる。
富山湾の海の幸をふんだんに使った季節の料理は新鮮。
料理だけでなく、器や盛り付けも楽しめる。
土鍋で炊いた朝食のご飯は絶品。背景の滝の絵は千住 博の作品「ウォーターフォール」。
本当にいい宿は、朝食がうまい!
目を外に転じると、朝の強い光を浴びて、神通川に面した庭園が光り輝いていた。

ここは、現代の浄土か

確かに、私たちがリゾートや温泉旅館、風光明媚なホテルでくつろぐのは、雑駁な日常を離れ、やっかいな人間関係を忘れ、心と体の疲れを癒すためだろう。それが、無駄に贅を凝らした派手な装いで高い料金を請求され、利益を求めて血眼になっている戦場のような宿泊施設だったら、きっと興ざめすることだろう。リバーリトリート雅楽倶は、美術品だけでなく、ライブラリーやアートウォーク、広々としたロビーラウンジなど、直接、売上に結びつかないパブリックスペースがふんだんに用意されている。ここは確かに売ることより、ゆっくり心を休めてもらうことを最優先に考えた「現代の浄土」のような場所に思えてくる。

全室スイートの客室だが、室内の廊下が広くて美しいのにびっくり。
広々としたリビング。家族団欒で過ごせる。
近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジエがデザインした休息椅子の代表作「LC4 シェーズロング」がさりげなく客室に……。
目の前は神通川第3ダムによって堰き止められた人工湖。穏やかな景色が広がる。
景色を楽しみながらジェットバスでくつろぐ。壁面のタイル画もアーティティック。
組子細工をあしらったベッドルーム。ベッド対応ながら、和風の趣がある。
サブのベッドルームの奥には書斎のスペースも見える。家族連れでも一緒に泊まれるよう、全体にゆったりした造りになっている。
「首都圏からは遠いと思われるかもしれませんが、それだけの価値が詰まった比類のないホテルです」と総支配人の松宮大輔氏。小さな高級ホテルの運営経験が豊富なプロ経営者。リピート率が高いのが自慢だ。

これぞPricelessの世界

リバーリトリート雅楽倶を設計した建築家の内藤 廣氏は「ホテルを設計すると考えると間違える。表向きはホテルだが、オーナーの望む大きな隠れ家を建て、そこに知人、友人を招くというイメージで考えるべきだ」と記しているが、まさにその通りのものが出来上がっている。だから、万事にゆったりとしたスペース配分がなされ、華美になることを避けながら、経営上は無駄とも思えるパブリックスペースがふんだんに用意されているのだろう。心を満たすアートに囲まれた充足のひと時……それこそがPriceless (お金では買えない価値がある)の世界であるに違いない。

富山駅北口より徒歩10分のところにある同グループが所有する樂翠(らくすい)亭美術館。ロゴマークは佐藤可士和氏のデザイン。
古民家を買い取って一部を改装、美術館に仕立てている。
オーナーのコレクションを収蔵するほか、地域の生んだ作家の作品を多く展示している。
樂翠というのは、緑を楽しむという意味とか。建物や庭園の維持管理も見事。
別棟の展示室「蔵」では、金工家 長谷川竹次郎氏の作品「昆虫(いきもの)の世界」が開催されていた。金属独特の光を放ちながら、昆虫たちがひそやかに息づいている。
樂翠亭美術館の責任者、小西博夫氏。訪れる人に建物や庭園、作品について丁寧に説明していた。
●リバーリトリート雅樂倶への問い合わせ
Tel.076-467-5550
http://www.garaku.co.jp
●読者プレゼントのお知らせ
エントリー期間中、セゾンカード・UCカードを1,000円(税込)以上ご利用のうえエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、「リバーリトリート雅樂倶」のペア宿泊券(夕・朝食付き)をプレゼントいたします。

〈詳細〉
ペア宿泊券:1泊・夕朝食付き
客室:本館プレミアスイート(100㎡)または新館プレミアスイート(115㎡)をご提供いたします。
宿泊券有効期間:2018年3月1日(木)〜2018年8月31日(金)
宿泊券使用除外日:詳しくは予約時にホテルにお問い合わせください。

エントリー期間:2017年12月15日(金)〜2018年1月25日(木)

※当選者の発表は、賞品の発送(2018年2月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

エントリーキーワード/がらく
エントリーはこちら

test single
test single