革小物のアトリエを公開する WILDSWANS(ワイルドスワンズ) WILDSWANSのアトリエ限定品を3名様にプレゼント

茨城県稲敷郡河内町にあるワイルドスワンズのアトリエ。デザインは造形作家の鯱丸邦生(しゃちまる くにお)氏。

日々の生活の糧を得るための「工場」を、スタッフの創意工夫が生かされる創造の現場にできたらどれほど幸せなことか。その充足感は、製品を通じてきっと多くの人に伝わるに違いない。それならいっそ、創造の現場であるアトリエを一般に公開したらどうか……茨城県稲敷郡河内町にある革小物ブランド「WILDSWANS(ワイルドスワンズ)」のアトリエまで、小さな旅にお連れしよう!

ワイルドスワンズの革小物は手応え十分の重厚なもの。使えば使い込むほど味わいを増す。

田園を行く……

東京・上野駅からJR常磐線で茨城県の佐貫駅まで各駅停車で約50分、特急だと33分で着く。佐貫駅で関東鉄道竜ヶ崎線に乗り換えて竜ヶ崎駅まで7分。竜ヶ崎線は佐貫駅/竜ヶ崎駅間のわずか4.5kmを結ぶ短い路線。上野駅への連絡に配慮した時刻表の設定になっている。その竜ヶ崎駅に、ワイルドスワンズのワゴン車フォルクスワーゲン「Kombi(コンビ)」が迎えにきた。ドイツでは「T2」、北米や日本では「Vanagon(ヴァナゴン)」と呼ばれるワゴン車で、Kombiはレトロな雰囲気いっぱいのブラジル製。よく見ると、フロントのVWマークがSWになっている。ワイルドスワンズのちょっとした遊びごころだろう。田園地帯をのんびり走るのにぴったりの、絵本にでも出てきそうなワゴン車である。

関東鉄道竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅。車両型式「キハ532形」のメルヘンチックな気動車が印象的。
2013年にブラジルでの製造を終了したフォルクスワーゲン「Kombi」。送迎車両ももてなしのうち。Good choice!
田園風景の中を、トコトコといった感じで20分ほど走る。気分は非日常的な異次元体験……。
アトリエの一角にあるゲストキャビン。デザインはもちろん鯱丸邦生氏。
左手のオブジェは、ルーフに上がったり地下に潜ったりできる。
ゲストキャビンの室内から地下へもぐり、トンネルを抜けると……。
オブジェの下に出て「こんにちは!」。大きな青空を見上げることができる。

「根と空と」

20分ほどワゴン車に揺られると、ワイルドスワンズのアトリエに着く。全体の設計デザインを造形作家の鯱丸邦生(しゃちまる くにお)氏が手がけている。東京・汐留の日本テレビ正面にある「からくり大時計」や、三鷹の森ジブリ美術館屋上にある高さ約5mの『天空の城ラピュタ』のロボット兵などもこの方の作品。鯱丸氏とワイルドスワンズは、鯱丸氏が東京芸大の大学院生のころからの付き合い。ワイルドスワンズの直営店C.O.U.銀座店の中央にあるオブジェも鯱丸氏の制作だ。ゲストキャビン横のオブジェの作品名は「根と空と」。人目のつかないところでしっかり根を張り、大空に向かって大木のように育つワイルドスワンズのものづくりを象徴している。

アトリエに到着すると、ツアーについて簡単な説明がある。すべてスタッフの手づくりによる見学ツアー。
到着時はちょうどお昼時。近くにレストランがないので、ランチもスタッフの手づくり。
キッチンの食器棚は鯱丸氏とPat wood workingとのコラボデザイン。見て美しく、使って楽しそう。
アトリエ正面のエントランス。“工場”のイメージはない。おしゃれなベンチが目を惹く。
ガラスブロックによる明かり取りが印象的。
長いスロープの壁面に巨大なメッセージボード。自由な雰囲気が横溢している。
「楽しくなければ仕事じゃない。私の仕事は、仕事を楽しくすることです」と代表の鴻野弘好氏。

工場ではなくアトリエ

革製品ブランド「ワイルドスワンズ」を運営するのはK’s Factory(ケイズファクトリー)。元はビデオカメラなど精密機械の部品を作る町工場だったが、「自分で企画して、自分でつくって、自分で売りたい」と1994年に革製品メーカーに業態転換した。「下請けだと自分たちの創意工夫が生かされない。それでは仕事として面白くない」と代表の鴻野弘好氏。そこで「自分たちにもできること」ということで革製品をつくりはじめたという。さらに製造現場を「工場労働者として黙々と生産に励むのではなく、スタッフの誰もが創造に参加できる、そんな場をつくりたかった」とブランド創業20年を機に、工場ではなくアトリエ(制作工房)にしたという。

ワイルドスワンズの革製品は「素材が命」。こちらは創業当時から使用しているベルギー産牛革サドルプルアップレザー。
素材の革から必要なパーツを打ち抜くための抜き型。
革の“表情”を見ながら、必要なパーツを打ち抜いていく。
さらに、複雑な形状のものは、コンピュータ制御の「自動裁断機」でカットしていく。
製造工程のほとんどが手作業。
少量多品種で顧客の注文に応じていく。

ツアーは月に1回実施

ワイルドスワンズのアトリエ見学ツアーは2017年7月にスタート。革製品に興味のある人向けに毎月1回、土曜日に実施している。素材の保管から製品の完成まで、革製品がどのように生み出されているのか、ガイド付きでアトリエ内を公開している。単に見学するだけでなく、実際に自分で制作を体験するワークショップやパターンオーダーの受注、アトリエ限定品の販売など、内容は多岐にわたる。竜ヶ崎駅に10:30に集合してから約180分の行程。定員は10名程度で、軽食付き、参加費無料。駐車場を完備しているので車での参加も可能。Webの専用予約サイトで実施日を確認してから予約する。

足踏み式のミシンによる縫製。ひと針ずつゆっくり丁寧に縫っていく。
ときには1点だけの特別注文にも応じる。
作業の工程は分かれているが、完全な分業というわけではなく、一人で様々な工程をこなす。
使い慣れた工具のケースやハンドルカバーなどは自分たちでつくる。
よく使い込まれた自社製品のメンテナンスや補修もアトリエで行っている。

耐久性に抜きん出た長寿製品

ワイルドスワンズのアトリエ見学ツアーが成立するのは、アトリエ自体が魅力的なたたずまいを備えていること、製品のクオリティが高く、堅牢性、耐久性に抜きん出ていることなど、製品に大きな特徴があることが挙げられよう。ワイルドスワンズの製品は、きちんとメンテナンスを施し、補修をし続ければ、恐らく何十年にもわたって使い続けられるだろう。それはもはや消耗品とは言えず、優れた家具調度品同様、工芸作品の域にまで達している。したがって、それだけの長寿製品がどのようにつくられるのか、実際に自分の目で見てみたい衝動にかられるのは、ごく自然の成り行きというものだろう。

ワークショップに使用される素材(有料)。ペンケースやコインケース、レザートレイなどをつくれる。自分の手で仕上げてみると、満足度は高い。
革小物に使用されるホック(スナップ)類。色や素材、サイズも豊富。
「革を縫う」体験は、他ではなかなかできないものだ。
インストラクターの指導に、ツアー参加者も真剣に取り組む。
こちらの参加者がトライしているのは1本仕立てのペンケース。革の扱いにも徐々に慣れてくる。
ホックをカシメたら完成。カシメ具合で、表面の仕上がり具合が違ってくる。
作ったのは、イヤホンのコードを巻き取っておける「巻き取りコードリール」。簡単なものだが、使ってみると軽くて便利。

革は生きている

動物の皮を素材とする革製品は、金属やプラスティック製品と違って、それ自体が呼吸をしている感じがする。丁寧につくられた革製品は、使い込むほどに鈍い光沢を放ってきて、年代物のワインかブランデーのようにエイジングを深めていく。ワイルドスワンズの製品はタンニン鞣(なめ)しの革を採用したものが多く、自分の手の油が染み込んで素晴らしい経年変化を見せる。それだけに、自分の分身のようで歳月を経るごとに愛着を増す。どちらかといえば、デザインは無骨なほどシンプルだが、軍用の革装備品のような頑丈さがある。“これぞ革”といった誠実さの溢れる製品づくりは「これでようやく使い捨てから免れる」といった安心感をもたらす。エイジングを大切にするワイルドスワンズの製品は、これからますます希少なものになるに違いない。

発色が美しいレザー見本。
パターンオーダーで、自分だけの一品をつくることもできる。アトリエツアーでは通常、直営店では取り扱いのない革からもオーダーが可能。
エントランスに用意されたアトリエ専用製品の展示即売コーナー。
ワイルドスワンズの革製品は質実剛健といった存在感にあふれている。
ワイルドスワンズの製品に欠かせないのが木製のコバ磨き「SLICKER(スリッカー)」。顧客が自分自身でメンテナンスできるよう、ほとんどの自社製品についている。
「本物のレザーをいつまでも使い続ける楽しさを知って欲しい」と広報の山田 豊氏。革製品の隅々まで知り尽くしている。
●ワイルドスワンズへの問い合わせ
Tel. 03-6264-4158
https://www.wildswans.jp/top.html
アトリエ見学ツアー 専用予約サイト
http://airrsv.net/wildswanstour/calendar
●直営店C.O.U.オフィシャルサイト
https://www.cou-shop.jp/
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、「ワイルドスワンズ」のアトリエ限定品をプレゼントいたします。

〈詳細〉
応募の際に、色、形状が異なる3種類から希望の賞品をお選びください。

A・写真左上 TONGUE / FRENCH CALF (BROWN x BUR)
サイズ:H78 x W106 x D19 mm
収納部:コインポケット1室 (中仕切りあり)、カード室1室
金具:ホック2点
製造国:日本

B・写真左下 TONGUE / RIMBAUD CALF (CAM x MAR)
サイズ:H78 x W106 x D19 mm
収納部:コインポケット1室 (中仕切りあり)、カード室1室
金具:ホック2点
製造国:日本

C・写真右 GROUNDER / RIMBAUD CALF (CAM x MAR)
サイズ:H95 x W118 x D42mm
収納部:コインポケット1室、カード段3段、ポケット1室、あおりポケット1室、札室1室(中仕切りあり)
金具:ホック1点
製造国:日本

エントリー期間:2018年8月17日(金)〜2018年9月25日(火)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2018年10月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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