World Walking Vol.1 Manhattan 「トラベルキット」と「NYをモチーフにしたカードセット」を3名様にプレゼント
世界のトレンドを発信し続ける一方で、どこか穏やかで心地良い空気の流れる街「ニューヨーク」。
なかでもマンハッタンは、以前のエネルギッシュな雰囲気はそのままに、すこし肩の力が抜けたように感じます。
いまのマンハッタンを気の向くままに歩くと、どんな景色をみせてくれるでしょうか。
ホテルライフか、シティライフか
マンハッタンのホテル事情は年々高騰の傾向にありますが、そこはさすがに様々な価値観を共有する街。
最近は、宿泊と朝食だけのB&Bよりも、さらにミニマルなサービスに特化することで機動性を高めてくれるホテルも増えています。
とはいえ、ビジネスホテルのような味気ない雰囲気ではなく、気さくなコミュニケーションとさりげないアートで迎えてくれるあたりに、ニューヨーカーらしい“おもてなし”を感じます。
一流ホテルのホスピタリティも素晴らしい体験を与えてくれますが、こんなホテルでさらりと滞在するのもいかがでしょうか?
まずはゆっくりと朝食を
マンハッタンの朝は早い。というか、一日中誰かが起きているような感じです。ジェットラグで少しぼーっとした朝は、しっとりと暖かい空気のなか、歩いて美味しい朝食を目指します。
ボリューミーたっぷりなサンドイッチと美味しいコーヒーなら、NOHOエリアの「Mile end(マイルエンド)」へ。
コーンドビーフやパストラミなど、クラッシックな素材にマスタードをたっぷり塗った、シンプルなサンドイッチやベーグルがおすすめです。
ゆっくりと目が覚めてきたら、すこしずつ街の空気に 馴染んでくるのを感じます。
Mile End http://www.mileenddeli.com
生きるアートを眺めながら
Mile EndからすぐのGreat Jones Street。
ここは、1988年に亡くなったアーティストJean-Michel Basquiat(ジャン・ミッシェル・バスキア)のスタジオと住居があった場所。
せっかくなので通ってみると、その建物には「RESERVED FOR BASQUIAT」のグラフィティが。歩いているだけで、有名、無名にかかわらず、この街がアーティストたちのゆりかごのような存在であることを感じます。
何度行っても新しい場所
圧巻の所蔵作品を見るだけでも数日はかかる「Metropolitan Museum of Art」。
ここがただの美術館としてだけでなく、最先端のアートスポットであり続けているのは、時代と呼応した企画を提案し続けるから。 毎年5月に行われる“ファッション界のアカデミー賞”「MET GALA」の舞台にもなる「THE MET」では、2016年8月14日までCostume Instituteにて「Manus x Machina : Fashion in an Age of Technology(テクノロジー時代のファッション)」展を開催しています。
「手と機械」を意味するこの企画では、現在のファッション業界における「ハンドメイドとマシンメイドとの関係性を探る」のがテーマ。いかにもニューヨークらしい企画ですね。
Metropolitan Museum of Art http://www.metmuseum.org/
人は人、の心地よさ
街を歩いていると、ある老人とすれ違いました。
彼は手押しのカートに缶入りのナッツを乗せてゆっくりと横断歩道を渡っています。信号が赤に変わっても、彼は急ぐ様子もありません。
タクシーがクラクションを鳴らすと、彼はうるさそうに手を振りました。悠然と横断歩道を渡りきる彼を見て、それぞれが自分の立場をはっきりと主張する雰囲気がなんとも心地よい街の空気を作っているように感じます。
彼もまた、れっきとしたニューヨーカーなのですね。
適材適所の交通手段
マンハッタンは東京・大田区とほぼ同じ面積。決して広くはありませんが、移動手段を考えないと目的地まで意外に時間を取られることも。
バスは便利ですが、若干正確性に欠けます。タクシーも便利ですが、こちらは渋滞にハマるとどうにも身動き取れません。
ニューヨークには、CITI BANKグループがメインスポンサーとなっているシェアリングバイクサービスがあります。旅行者でもクレジットカードですぐに使えるこのサービス。マンハッタンとブルックリンにはいたるところにバイクステーションがあるので、ぜひ活用してみてください。
メトロやバスで大まかな目的地まで行って、 自転車で周辺を散策するのがおすすめです。
日焼けは人生を楽しんだ証拠
公園などでは日焼けも気にせずに、日光浴を楽しむ姿をよく見かけます。ご婦人に「シミやソバカスは気にしない?」と尋ねると、「太陽の光は気持ち良いし、日焼けや日差しを楽しんだ証拠よ」とのこと。
むしろ、休み明けに日焼けをしていないと、バカンスを楽しめなかったつまらない人とまで思われてしまうとのこと。春から秋まで、外で過ごすのが気持ち良い季節は、カフェやレストランでもテラス席から埋まっていきます。
美味しい食事は数日前の予約が鍵
SOHOからウエストビレッジにかけては、カジュアルな雰囲気ながらもザガットなどで高評価なレストランがずらり。マンハッタンでは16時くらいから22時くらいまでゆっくり食事をする人も多いので、当日では予約が取れないことも。
移民の歴史を知る
ニューヨークは「人種のるつぼ」や「移民の街」と言われますが、どのような歴史だったのかはいまいち実感できないのも事実。
リトルイタリーやチャイナタウンからほど近いローワーイーストサイドの「TENEMENT MUSEUM」は、東ヨーロッパから渡ってきた人々が最初に暮らした貧困層向けの安アパート(テネメント・ハウス)をそのままミュージアムにしたもの。当時の暮らしが保存された部屋などを、実際に暮らしていた家族の写真なども見ながらまわるツアーが人気で、現地でも先祖の歴史を伝えたい親が子供たちを参加させているようでした。
心にずしりと響く一方で、希望を胸にこの地に渡ってきた人々の歴史を垣間見ることができる貴重な体験。こうした歴史に触れることで、ニューヨークの“いま”をいっそうリアルに感じることが できます。
TENEMENT MUSEUM https://www.tenement.org/
次回は注目のミートパッキング地区
マンハッタンはSOHOやチャイナタウン、ウェストビレッジ、ブロードウェイなど、エリアごとに全く違う表情を見せてくれます。 少しずつ変化しているようで、街全体の雰囲気はどこかバランスを保ち続ける不思議な都市。
次回は、そんなマンハッタンでも、ホイットニー美術館やハイラインなどで賑わっているミート・パッキング・ディストリクトをご紹介します。
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※当選者の発表は、賞品の発送(2016年7月中)をもってかえさせていただきます。
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