総ヒノキ造りの露天風呂に憩う木曽路の宿 ホテル 富貴の森 「ホテル 富貴の森」のペア宿泊券(夕・朝食付き)を1名様にプレゼント

木曽の山中に佇む「ホテル 富貴の森」。飾り気のない素朴な風情が旅情をそそる。

江戸期の主要街道の一つ「中山道」。その往時の面影を残す馬籠(まごめ)宿、妻籠(つまご)宿に至る長野県の木曽路。その南木曽町の森の中に佇む木の香りいっぱいの宿が「ホテル 富貴の森」。満天の星空を眺め、檜の露天風呂に浸かりながら味わう宇宙との一体感は、まさに極上のひととき……。

客室わずか12室。このこぢんまりとした佇まいを愛して、旅人は海外からもやってくる。

木曽路の宿

長野県の木曽路は、これまでにも何度か「通り抜けた」ことがある。松本から東京へ戻るときに、中央自動車道でそのまま帰るのではなく、塩尻市から国道19号線を南下して回り道をしながら東名高速道路で帰るというコースである。木曽路は、途中の河原で水遊びをしたり、馬籠、妻籠といった古い宿場町を散策したりと、家族で巡るのに最適なドライブコースの一つだろう。しかし、いつも「通り抜ける」だけで、途中で泊まってみることまでは思いつかなかった。ところが、木曽の山中に、木曽路の旅にふさわしい宿があるという。

エントランスに置かれた薪が「暖まって行きなよ……」とでも言っているかのようだ。
都会の喧噪から遠く離れた自然の中で、心ゆくまでゆったり過ごせる。
木曽の山並みを一望出来るラウンジ「花桃」。ここからのパノラマビューが見事。
薪ストーブの温もりが心地いい。
館内の調度や建具、木工製品には、すべて木曽産の木材が使われている。
家具はいずれも特注品。木の国・木曽の面目躍如。
この長椅子も、いかにも気持ち良さそう。

三代続く木工所

宿の主は志水弘樹氏。ふもとの木工会社、志水木材産業株式会社の社長でもある。祖父の代からの木工所を受け継いでいるが「元は建築が本業。でも税理士の兄が継がないというので戻ってきた」という。「このホテルも父がつくったもので、10年ほど前に経営を引き継いだ」そうだ。文字通り「木曽の材木屋がつくったホテル」で、館内は木の魅力にあふれている。客室数はわずか12室だが、このサイズがまたいかにも奥まった「木曽の宿」を感じさせて心地いい。

広々としたウッドデッキは気持ちがいい。それに、空気がうまい、眺めもいい。
さり気なく開けられた小窓から、木曽の山々を思わず見入ってしまう。山の隠れ宿の気分満点。
ここは3階の「星空テラス」。昼間は何もない空間だが……。
夜になるとこの通り、満天の星空を眺められる特等席に早変わり。まさに“星の降る宿”だ。
客室は木の温もりを感じさせるシンプルにしてモダンなもの。
木桶に用意された「お着きのお菓子」は、栗きんとんに干し梅、それに柿ごよみとはしばみ。到着時は空腹で低血糖になりがち。温泉に入る前にちょっとだけ甘い物をいただいておくと貧血などを防げるという。
温泉セットには快適な足袋ソックスまで用意されていた。
こちらはテラスのついた和のたたずまいの特別室。
和風モダンで構成されたベッドルームは、落ち着いていて快適。

今に残る「木曽五木」

志水氏によると、木曽が銘木の産地になったのは「江戸時代にこの辺りを領有していた尾張藩が木曽全体を直轄領にしてヒノキの伐採を禁じたから」という。「木一本、首一つ」と言われたほど厳しく統制されたので美林が残ったのだそうだ。その後、ヒノキと紛らわしいということでアスナロ、コウヤマキ、ネズコ、サワラなども伐採を禁じられたため「木曽五木」と言われる針葉樹林帯がそっくり残されたというわけだ。

ヒノキで造られた内風呂。日替わりで男女が入れ替わる。
露天風呂も総ヒノキ。ジャグジーもついていて気持ちのよい空間。
展望貸し切り風呂はずっと上にあるので、階段と木道をゆっくり登って行く。
周囲は鬱蒼とした木曽の美林。手入れが行き届いているせいか、真っ直ぐ伸びている。
森の中にポツンと建てられた展望風呂。お城の天守閣のお風呂もかくやの絶景。
温泉につかりながら、お風呂も景色も家族で貸し切り……。

“奇跡”のようなヒノキ風呂

訪れた日は満室だったが、私たち夫婦以外、日本人のお客を見かけなかったのには驚いた。イスラエルからやってきたという家族4人は「木のお風呂は憧れだった。ここの木のお風呂に入るためにやってきた」という。「建物からバスタブまで全部、木でできているなんて、世界中どこを探したってこんなに素晴らしいお風呂はないよ」といささか興奮気味。日本人にとっては当たり前のことも、彼らには奇跡のように映るらしい。

夕食は掘り炬燵が入れられた畳と障子の空間。これぞ木曽、これぞニッポン!
お造りは木曽の田舎で育った信濃の雪マス。品格を感じさせる鮮烈な味わい。
台物はリンゴも食べて育った信州リンゴ和牛のすき焼き。贅沢な一品。
木曽・開田高原のそば粉を、オヤマボクチ(雄山火口、山菜の一つ)をつなぎにして打った十割蕎麦。お酒は木曽の「中乗さん」。
焼き物は鮎の塩焼き。木曽の渓流で育った立派な面構えの鮎だ。
お食事は、丁寧に炊かれた鮎の釜飯。赤出しと香の物でいただく木曽ならではの野性的な逸品。
おいしい空気においしい朝食……。気分が新しくなる日本の朝だ。
「木曽の材木屋がつくったホテル」を自認する志水弘樹社長。木曽で生まれ育った親分肌の気っぷの持ち主。

木曽路を走るAlfa Romeo STELVIO

さて、木曽路を走るとしたらどのような車がよいだろうか。できれば、タイトコーナーが連続する山道をスイスイ走ってくれる車がいい。そこで目をつけたのがAlfa Romeo初のSUV、STELVIO(ステルヴィオ)。標高2,700mのイタリアンアルプスで、48ものヘアピンカーブが連続するというステルヴィオ峠ほどではないにしても、木曽の峠道もかなりのもの。その山道を、モリモリ湧き上がるようなトルクとシャープなハンドリングで機敏に走り抜けるSTELVIOは、まさにSporty(速い)で、Utility(使い勝手のいい)な、Vehicle(車)だった。取材協力/FCAジャパン株式会社

名車の誉れ高いAlfa Romeo GIULIA(ジュリア) の血を受け継ぐSTELVIO(2.0 TURBO Q4 FIRST EDITION 限定400台 6,890,000円 消費税込)
精悍なスタイルと湧き上がるようなトルクで木曽のワインディングロードを気持ちよく駆け抜けた。
俊敏なマニュアルの走りを支えるパドルシフト。すべて手許で操作出来るので走りやすい。
最先端技術を凝縮したAlfa Romeo Q4 オンデマンド四輪駆動システムと、8速オートマチックトランスミッションで、走りは実にパワフル、滑らか。
STELVIOはApple Car Playに対応しているので、iPhoneと接続することで電話、ミュージック、マップ、メッセージなど、好みのアプリを起動させることができる。
STELVIOの疲れないシートは感動的。椅子の文化には彼らに一日の長がある。

まずは現地へ

志水氏の案内で、近くにある木地師の店「工房やまと」に寄ってみた。実は、尾張藩がヒノキなどの伐採を禁じたのは広大な木曽谷の1割にも満たないエリアで、他の山林は「明け山」と呼ばれて地元の人は自由に利用できたという。そこで盛んになったのが家具や建具、さまざまな生活用具や工芸品を作る木工の技術。しかし、明治になって国有化されてからは自由に利用できなくなり、かつての技術も廃れてきているという。日本の伝統工芸がどんどん「遺産化」しつつある現在、私たちにできることは、せっせと「現地を訪れること」に尽きるのではないか。

ホテル 富貴の森のすぐ近くにある木地師・小椋正幸氏が営む「工房やまと」。
ろくろ(轆轤)による木地製作の技法は、1100年以上もの歴史があるという。
店内には美しい木目の天板やお盆、お椀など、小椋氏の作品が販売されている。いつまでも残しておきたい伝統工芸の技術だ。
志水弘樹社長が経営する志水木材産業株式会社。素材はもちろん総て木曽産の木材。
業務用のすし桶やおひつは、海外のお寿司屋さんや日本食レストランからの注文も多いとか。
ヒノキの風呂桶の完成度は特筆物。よく柾目が通っていて美しい。木の香りいっぱいのこんなお風呂があったら、きっと長生きするだろうな……。
「木は究極の再生可能素材」と志水社長。「持続可能な社会は、木を使うことから始めないといつか行き詰まる」と警鐘を鳴らす。
往時の風情を今に残す妻籠宿。木造家屋のよさは、もっと見直されていい。
●ホテル 富貴の森への問い合わせ
Tel. 0264-58-2288
http://www.fukinomori.com
●Alfa Romeo STELVIOの問い合わせ
FCAジャパン株式会社 Alfa Contact
Tel. 0120-779-159
https://www.alfaromeo-jp.com/models/stelvio/
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、ホテル 富貴の森のペア宿泊券(夕・朝食付き)をプレゼントいたします。

〈詳細〉
ペア宿泊券:夕・朝食付き
宿泊券有効期間:2019年3月〜2019年8月
※客室のタイプはホテル側にお任せいただきます。
※除外日等は予約時にご確認ください。

エントリー期間:2018年12月17日(月)〜2019年1月25日(金)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年2月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

エントリーキーワード/木曽路
エントリーはこちら

test single
test single