2019年9月 New Products

北欧スウェーデン発 Electroluxのスティッククリーナー Electrolux　エルゴラピード・シリーズを3名様にプレゼント

本体は自立するので、掃除の途中でもそのまま立てておける。

家庭用掃除機を販売して100年以上の歴史を誇る世界最大級のスウェーデンの家電メーカー、Electrolux（エレクトロラックス）社。2019年5月にクラス最高レベルのパフォーマンスを実現したスティッククリーナー「エルゴラピード・パワープロシリーズ」を発売した。新開発のシールド・ノズルシステムによって密閉性が向上し、高い吸引力をもたらしている。

1962年に公募で制定したスイス人デザイナーによるロゴマーク。太陽と地球をイメージした「100年ブランド」。

1921年に販売開始した世界初の家庭用可動式掃除機。

掃除機で事業をスタート

スウェーデンのストックホルムに本社を置くエレクトロラックス社は、企業としての創業はちょうど100年前の1919年だが、それ以前の1912年（大正1年）に世界初と思われる家庭用電気掃除機「LUX 1」を製造している。重さが14kgもある大型のもので、キャスターが付いていないため手で運ぶしかなく、主婦にとっては扱いが大変だったようだ。それでも、当時としては珍しかった訪問販売による実演販売と割賦販売方式が功を奏して飛ぶように売れ、瞬く間に家庭に普及していったという。掃除機が原点の同社は、現在では世界150カ国で事業を展開、従業員56,000人を抱え、年間6,000万台以上の家電製品を販売する世界有数のメーカーに成長している。

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下重心なので手元の体感重量はわずか約0.65kg。あたかも自走しているかのように軽快に動くので扱いやすい。

約180度、ほぼ水平になるまで寝かせられるので、ソファーやベッドの下も楽に掃除できる。

ハンディは本体からワンタッチで取り外せる。本体はそのまま自立するので邪魔にならない。

専用ノズルでベッドの掃除もらくらく。掃除中、ほとんど重さを感じさせない。

特許技術で吸引力6倍（同社旧モデル比）、新開発のパワープロノズル。フローリングのすき間のゴミも強力に吸い取る。

空気の流れをつくるシールド・ノズルシステムによってダストピックアップ率は99%とか。ヘッドを何度も往復させなくて済む。

硬軟2種類のブラシを組み合わせてあり、床にピッタリ張り付く特許技術ダイレクト・コンタクトとのダブル効果で床を拭き取るように掃除する。

掃除機にもいろいろある

エレクトロラックスの掃除機を目にしたのは、実はつい最近のこと。千葉県のゴルフ場で、お年を召した女性の掃除係のスタッフが数名、閉館と同時に掃除を始めたのだが、掃除機を実に軽々と扱っている。聞いてみると「使いやすいものを自分たちで選んでいい」ということだったのでエレクトロラックスにしたそうだ。それぞれの体型に合わせてスティックの長さを自由に変えられ、ハンディ部分を下重心にも上重心にもスライドできる「PURE F9（ピュア・エフ・ナイン）」だったが、掃除機にもいろいろあるものだと瞠目させられた。

最新のクリーナーが勢ぞろいした東京・芝公園のエレクトロラックス・ジャパン社ショールーム。

「スティックを手のひらに乗せているだけで、クリーナーが自分で走っているように感じます」とカテゴリー＆マーケティング・マネージャーの荒井章太郎氏。

ハンディ部分はワンタッチで取り外せるので、掃除する場所を選ばない。

ベッド・プロ・パワー™️ UVノズルの装着もワンタッチ。（対応モデル：パワープロプラス）

ブラシの素材とノズルの形状、掃除面にピタッと吸い付く吸着力など、様々に工夫が凝らされている。

ベッド・プロ・パワー™️のUVライトはダニアレルゲンや花粉を除去。

シワの寄った布でもよく吸い付いてくれる。

クリーナーはゴミを吸い取った後の排気が大事。汚れた空気を部屋中に撒き散らさないよう、PM2.5より小さい微粒子もフィルターで除去している。

ユーザーの意見に基づく製品

そこで早速、東京・芝公園のエレクトロラックス・ジャパン社を訪れ、カテゴリー＆マーケティング・マネージャーの荒井章太郎氏にレクチャーを受けた。それによると、スウェーデンは日本の約1.2倍の国土を持ちながら、人口はわずか日本の1割にも満たない1,022万人（2018年11月、スウェーデン統計庁）。だから「人を大切にしないとやっていけない」のだそうだ。そのために「社会福祉が充実し、人を再生させる義手や義足、歯科のインプラント技術が世界一発達している」のだという。そういえば、安全性で定評のある車VOLVOもスウェーデン製だった。エレクトロラックスは「訪問販売で培ったユーザーの意見に基づく製品づくり」で徹底した改良を続け、現在の地位を築くまでになったそうだ。

付属のスーパーロングノズルとアングルブラシで、高いところの掃除もこなせる。

長いノズルと角度を自由に変えられるアングルブラシで、冷蔵庫やエアコンの上のホコリも楽に取れるようになった。

掃除しにくい布団やクッションも、付属の布用ノズルを使うと簡単に掃除できる。

写真のタイプの布用ノズルは、付属品としてパワープロとパワープロプラスに付いている。

蛇腹タイプのホースは、ハンディに取り付けてノズル部分を持って使うと、車のシートやカーテン、仏壇、棚の上など、細かなところを掃除するのに便利。

ホースにはさまざまな形状のノズルを取り付けることができる。

スーパーロングノズルは伸縮自在。かなり狭いところでも掃除できる。

ブラシ部分は90度回転させて垂直にすることも可能。スーパーロングノズルを伸ばすと、家具と壁の隙間などの奥まで掃除できる。

自在に向きを変える掃除機

2019年5月に発売されたばかりのエルゴラピード・パワープロプラスを手にとってみると、手元のスティックが実に軽い。スイッチを入れると、ローラーの回転で、するすると自走するような感じで動き出す。さらに、スティックを軽く右にひねると右へ、左にひねると左へ、力を入れなくても自在に向きを変える。つい習慣で何度も往復させたくなるが、床に吸い付くようにゴミを吸い取るので、一度通った跡にゴミやホコリはない。濡れ雑巾で床を拭き取っている感じか。ハンディ部分もワンタッチで外せて、アタッチメントを軽く差し込むだけ。モーターが入っているので持ち歩くとそれなりに重いが、ベッド・プロパワーをノズルに取り付けて布団や毛布を掃除するのに、それほど大きな力は必要としない。

ダストカップもワンタッチで取り外せる。吸い取ったゴミはサイドの吸い込み口から吸い込まれるので、ゴミはカップの奥に集められる。

ダストカップとフィルターは水洗いできるので、何度でも使えて経済的。

大きく分けると、スティック本体とハンディ、それにダストカップの3つに分けられる。

床面に合わせてさまざまなブラシやロールが用意されており、オプションパーツとして購入できる。

本体に付属していない場合でも、機種に合わせてパーツを選ぶことができ、消耗してきたら取り替えも可能。

充電スタンドはA4サイズ。充電時間約4時間で、通常モード約48分、最大モード約16分使用できる。付属のブラシノズルが収納できる。

ペットオーナーに嬉しい機種も

読者プレゼント用に3種類のエルゴラピードを選んでいただいたが、一見しただけではどこに違いがあるか分かりづらいかもしれない。パワープロとパワープロプラスには「パワープロノズル」を装着、パワープロには布団ノズルなど付属品が5点、パワープロプラスにはベッド・プロパワーなど6点の付属品が付く。リチウムプラチナはカーペット用、あるいはペットオーナーに適しており、ブラシロールクリーン機能がついたクリーナーヘッドが装着されている。さらに、クッションなどに絡みついたペットの毛もきれいに取るミニパワーノズルなど6点の付属品が付く。どれにするか、悩ましいところだ。