京都の常宿にしたくなるプティ・ラグジュアリーホテル 椛(なぎ)京都四条 「椛京都四条」のペア宿泊券(朝食付き)を1名様にプレゼント

京都らしい風情の「椛(なぎ)京都四条」

古都・京都はいつでも、何度でも訪れたくなる。ところが、仔細に見ると古都どころか、とても新しい。その最大の変化がホテルだろう。2018年4月にオープンしたばかりのホテル「椛(なぎ)京都四条」は、わずか12室の小さなラグジュアリーホテル。無駄のないシンプルな構成に京都らしさを盛り込んだ、京都の常宿にしたくなるような新しいコンセプトのホテルだ。

「もみじ」と打つと漢字変換で「椛(なぎ)」の字が出てくる。ロゴマークには折り鶴に紅葉が添えられている。

京都へ、行かねば!

京都には気に入ったお寺がいくつもある。つい足が向くのが、高雄の神護寺。有名な紅葉の季節もいいが、閑散とした冬の境内はなおいい。枯葉を踏みしめながら広大な寺の各所をポツポツと歩いていると、浮世が遠く感じられてきて気分が洗われる。しかし今回は、手元の10円玉を眺めていて、なぜか宇治の平等院鳳凰堂に「行かねば!」という気になる。さらに戦後、旧満州やシベリから引き上げてきた人たちを迎えた舞鶴港も訪ねてみたい。そこで探し当てたのがこのホテルだった。

「和」の中にモダンな雰囲気を感じさせるエントランス。
デラックスキングルームB。ベッドはポケットコイルマットレスで知られる米国の「シモンズ」製、超キングサイズ。
客室の一角にベンチ仕様のおしゃれなラウンジスペース。ここでゴロリと横になるのも気持ちがいい。
宿泊客へのプレゼントに用意された98cm×98cmの大判の風呂敷と、がま口タイプの小物入れ。せっかくなので、折り鶴もいただいてきた。
木目調のモダンなドレッシングスペース。
バスローブ、ルームウェア、スリッパ、アメニティなど、すべて上質なものが用意されている。

宿は小さくて上質なのがいい

まず、規模が小さいこと。町家の敷地をそのままホテルにしたようなので無理からぬことだが、2階から7階まで、6フロアに各2室、計12室というサイズがいい。ほとんどマンツーマンの対応になるので、丁寧に対応してくれることだろう。それに、レストランや会議室、ジムなどもない、客室だけのホテルという点も興味を惹く。こちらは静かに寝泊まりしたいだけなので、多くの人が出入りするホテルはなるべく避けたいところ。しかも、宿のしつらえは極めて上等ときている。これは、ニューヨークのブティック・ホテルなどと同様、機能的で快適な滞在が期待できそうだ。

こちらはデラックスキングルームA。寝具の質感も申し分がない。
壁面のタオルウォーマーにもホテル側のこだわりが表れている。
Vidal Sassoon のヘアドライヤーを完備。アイロンやノンアレルギー枕など、貸出用の備品も豊富に用意されている。
バスタブは「鋳物ホーロー」製。しっとりとした肌触りと冷めにくい構造で、ゆったり浸かれる。

仕出し料理は京都の文化

京都に滞在するのに、ホテルにレストランがなくても格別、不便を感じることはない。ちょっと歩けば、町家を改造したおしゃれなレストランがいくらでもある。それに、新たなお店を発見する楽しみもある。京都の友人知人に連絡して夕食をともにするのは大抵、彼らが贔屓にしているお店だ。幸い、ホテルには、近隣のレストランを記したグルメマップが用意されている。ますます冒険心をそそられるではないか。しかし、朝食がないのは不便。ところが、それがまた京都ならではの仕出し料理が用意されており、和洋どちらでも選べる。洋食はボリューム満点のサンドイッチのセット。和食は、水・木の両日は京都の「泉仙」、他の曜日には「泉仙」か「二和佐」、どちらかの和食を選べるというから至れり尽くせりである。

仕出し処「二和佐」の和朝食(2,000円、税込)。1917年(大正6年)の創業というから、100年を越す老舗の味ということになる。
「精進鉄鉢料理」で知られる京都「泉仙」の和朝食(同)。禅のこころと、京料理の伝統を現代に生かした本格的な精進料理。
洋朝食(1,000円)は「G/Harvest」から取り寄せた贅沢なサンドイッチのセット。新鮮な野菜の美味しさが際立つ。
「小さなホテルですが、京都らしさが詰まっています。ぜひ泊まってみてください」とフロントチーフの藤井 浩史氏。ホテルの仕事を天職と心得ている。

椛(なぎ)は京都エリアに3軒

人が考えることは何処も同じなのか、それとも時代のトレンドとでもいうのだろうか、この種の質のいい小さなホテルを好む客層が急速に増えているという。安かろう悪かろうでせっかくの旅を台無しにされたり、価格にこだわって節約疲れに陥ったりした人たちが、今一度、自分の求めているものは何かを、真剣に考え始めたのかもしれない。椛(なぎ)は、京都嵐山(9室)をはじめ、京都三条(28室)など、これまでに3軒をオープン。京都エリアだけでも数年以内に10軒ほどに拡大させる計画というから、時代の波に乗っているのかもしれない。

ホテルの周辺を歩くだけで、趣のある町家と出会う。
近くに「本能寺跡」の碑。しばし、佇む。
四条通から油小路通を北へ入ってすぐのところにホテルがある。四条通はいつも大変な賑わい。
錦の市場は活気にあふれている。入り口に伊藤若冲の絵が飾られているのは、実家が錦で京野菜のお店をやっていたから。
お店が閉まるとシャッターに描かれた若冲の絵が現れる。これを眺めながら歩くのも悪くない。

よく眠れる宿

妻が京都で生まれ育っているせいか、一緒に京都へ行くとつい、連れて行ってもらうような感じになる。北野の天神さん(北野天満宮)あたりは遊び場だったとかで、やけに詳しい。しかし、最近の京都となるとむしろ疎い。そこで、「椛(なぎ)京都四条」のような、町家に溶け込んだ小さなホテルに出会うとホッとするようで、よく眠れるという。「京都らしさ」とは、小さな変化を重ねながらも、決して大きくは変わらない「歴史」の重さが育む安心感なのかもしれない。よく眠れる宿は、やはりいい宿だ。

錦の市場の突き当たりにあるのが錦天満宮。お参りする人が絶えない。
鴨川に架かる四条大橋を渡ると京都・南座。南座を見ると、隣接する松葉本店の「にしんそば」を食べたくなる。
京都・宇治の平等院鳳凰堂。生憎の小雨模様だったが、10円玉に描かれた風格ある趣はそのままだった。
舞鶴引揚記念公園にある「舞鶴引揚記念館」。1958年に業務を終えるまで、舞鶴港は旧満州やシベリアなどから、約66万人の引揚者を受け入れたという。
何事もなかったかのように静かな佇まいを見せる舞鶴港と舞鶴クレインブリッジ。
●椛(なぎ)京都四条への問い合わせ
Tel.075-231-1551
http://nagi.hotelkyoto.jp
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で1名様に、「椛(なぎ)京都四条」のペア宿泊券(朝食付き)をプレゼントいたします。

〈詳細〉
ペア宿泊券:朝食付き
宿泊券有効期間:2019年10月〜2020年3月
宿泊券使用除外日:詳しくは予約時にホテルへお問い合わせください。
※客室のタイプはホテル側にお任せいただきます。
※夕食は付きません。朝食は、水・木の両日は京都の「泉仙」、他の曜日には「泉仙」か「二和佐」の和食を選べます。

エントリー期間:2019年8月16日(金)〜2019年9月25日(水)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年10月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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