御即位記念特別展 正倉院の世界 —皇室がまもり伝えた美— 東京国立博物館「正倉院の世界 —皇室がまもり伝えた美—」のペア観覧券を5組10名様にプレゼント

正倉院正倉。国宝。ユネスコ世界遺産。建築年は定かではないが、宮内庁の由来によれば「おそくとも天平宝字3年(759年)3月以前に出来上がっていたことは確実」という。

正倉院宝物の起源は、光明皇后が聖武天皇の七七忌の忌日(756年6月21日)にあたり,ご冥福を祈念して、ご遺愛品をはじめとした品々を、東大寺大仏に捧げられたことに始まるという。その後、正倉院は「シルクロードの終着点」とも呼ばれているように、大陸から持ち込まれた貴重な美術工芸品なども数多く納められるようになる。今回は、これに、法隆寺から皇室に献納された法隆寺献納宝物も加わり、皇室が守り伝えてきた悠久の美の数々を見ることができる。

螺鈿紫檀五絃琵琶 唐時代・8世紀 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

ルーツは東大寺の正倉

正倉院といえば御物(ぎょぶつ)。御物は「天子の所有物」とあるように、皇室の宝物を意味する。高床式・校倉造りで知られる正倉院は、皇室の宝物を納めておく収蔵庫のように思い込んでいたが、そのルーツは東大寺の「正倉(重要なものをを納めておく倉)」にあることを初めて知った。それで、東大寺の境内である大仏殿の西北に置かれている理由も納得がいった。現在は宮内庁の所管となっているが、聖武天皇ご遺愛の品々をはじめ、国の宝物が収められているとあれば、厳重に保管されるのも頷ける。

平螺鈿背八角鏡 唐時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】

国宝 海磯鏡 唐または奈良時代・8世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【通期展示】

漆胡瓶 唐または奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】

国宝 竜首水瓶 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【後期展示11月6日~24日】

守り伝えて1,260年

それにしても、およそ1,260年。平重衡の南都の焼き討ち(1180年)や、合戦による大仏炎上(1567年)をも生き延びて、よくぞ今日まで約9,000点もの宝物を守り伝えてきたものだ。それには、風化を防ぐための精緻を極めた建築構造と、宝物を辛櫃(からひつ、棺)に納めて湿度の変化を緩和し、外光や外気から遮断してきたことも大きな効果をあげたことだろう。何より正倉院が「勅封倉(天皇の許可なく開けることができない倉)」だったことも、宝物を守る上で大きな役割を果たしてきたのではないか。大切なものは、大切に扱われてこそ、そこに尊厳が生まれてくる。

黄熟香(蘭奢待) 東南アジア 正倉院宝物 【通期展示】

紫檀木画槽琵琶 唐または奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】

法隆寺献納宝物も同時公開

今回は、あまり見る機会のない正倉院宝物に加えて、現在は東京国立博物館が所管する法隆寺献納宝物も同時に公開される。これは、1878年(明治11年)に、法隆寺から皇室に献納された約300件の宝物で、正倉院宝物と双璧をなす飛鳥・奈良時代の貴重な文化財。両宝物は、古代の東西交流の様子を伝えるだけでなく、世界的にも貴重な文化遺産とされている。両宝物の代表作を中心とする約110件から、正倉院宝物の世界が多角的に紹介されることで、わが国がどのようなものを大切にしてきたかがよく分かる。

紺夾纈絁几褥 奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】

墨画仏像 奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

名香「蘭奢待(らんじゃたい)」も登場

今回の展示品で、なにはさておいても見ておきたいと思うのが香木・黄熟香(おうじゅくこう)。天下第一の名香とされているもので、「蘭奢待(らんじゃたい)」の雅名で広く知られている。その名の中に「東大寺」の名が隠されていることからも、東大寺と深い関係のあることが推測される。その由来は定かではないが、1,200年を経た現在でも香るとされており、時の権力者、織田信長や足利義政がその一部を切り取った跡が明示されている。正倉院の宝物の中でも、これほど一般によく知られた宝物はないのではなかろうか。これまでにも奈良国立博物館などで公開されたことはあるが、実物を目にする機会は滅多にない。これを見に行くだけでも価値はありそうだ。

伎楽面 酔胡王 奈良時代・宝亀9年(778) 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

重要文化財 伎楽面 酔胡王 飛鳥~奈良時代・7~8世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【前期展示10月14日~11月4日】

国家珍宝帳(部分) 奈良時代・天平勝宝8歳(756) 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

一部、原寸大で宝庫を再現

正倉院はこれまでに、建物自体の細部は修理されているが、明治時代に入ってからは宝物の修復や修理も本格化、現在も継続して修理が行われている。なかでも正倉院裂(ぎれ)と呼ばれる染織品の数は膨大という。こうした地道な活動によってわが国の宝物の数々が守られ、次の時代に伝えられていると思うと、自然に頭が下がる。その目撃者として展示を見れば、この国の魂ともいうべき精神性をぐっと身近に感じることができるだろう。ちなみに、会場内には一部、原寸大で宝庫が再現されるという。教科書でしか知り得なかった悠久にして雄大なスケールを体験できるまたとない機会となりそうだ。

正倉院御物修理図 稲垣蘭圃筆 明治22年(1889) 東京国立博物館 【通期展示】

●御即位記念特別展「正倉院の世界 —皇室がまもり伝えた美—」
会 場:東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
会 期:2019年10月14日(月・祝)〜2019年11月24日(日)
前期/10月14日(月・祝)〜11月4日(日)・後期/11月6日(水)〜11月24日(日)
当日券:一般 1,700円
●展覧会への問い合わせ
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式ウェブサイト:https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019/
※開館時間、休館日、観覧料、割引制度など、詳細については上記の展覧会公式サイトをご覧ください。
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で5組10名様に、東京国立博物館「正倉院の世界」展のペア観覧券をプレゼントいたします。

エントリー期間:2019年8月16日(金)〜2019年9月25日(水)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年10月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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