西国三十三所 草創1300年記念 聖地をたずねて—西国三十三所の信仰と至宝— 京都国立博物館「聖地をたずねて」ペア観覧券を5組10名様にプレゼント

京都国立博物館 平成知新館 夜景

養老2年(西暦718年)に徳道上人が定めたと伝わる日本最古の巡礼路「西国三十三所」は、総距離約1,000キロメートルにも及ぶ。観音菩薩は33通りに姿を変えて(観音三十三身)慈悲の心を説くとされることから、三十三所の札所が定められたという。会期中は「七観音」が勢揃いするほか、国宝、重要文化財、秘仏も公開される。西国三十三所の至宝が一堂に展示される、またとない機会だ。

京都国立博物館 平成知新館 外観

京博への誘い

明治5年(1872年)に開館した東の東博(東京国立博物館)は、日本で最も古い歴史を持つ博物館。対して京博と称される西の京都国立博物館は、明治30年(1897年)帝国京都博物館として開館している。東博が1999年にいち早く平成館を完成させて大規模な展示スペースを確保、多様で高度な展示に耐える設備を備えたのに比べると、京博は1998年に計画をスタートしていながら、様々な事情からかなり遅れた。新たな展示館「平成知新館(名称は公募で決定)」がオープンしたのは2014年9月のこと。ようやく東博に比肩する立派な展示設備を備えた展示施設を確保したことになる。

「徳道上人像」(部分) 江戸時代 万延元年(1860) 奈良・法起院

設計は谷口吉生氏

設計は、日本芸術院会員で東京芸術大学客員教授の谷口吉生(よしお)氏。「ニューヨーク近代美術館新館」や「東京国立博物館 法隆寺宝物館」などの設計を手がけたモダニズム建築の大御所とされる設計家だ。3層吹き抜けの見事なロビーフロアは、美の殿堂にふさわしい落ち着きと荘厳さに溢れている。壁付展示ケースには、大型の超高透過ガラスが採用され、遮るものがなくとても見やすい。スリットから階下の展示室が見えたり、ハイアットが手がけるビストロスタイルのレストランがあったり、オリジナルグッズの充実したミュージアムショップがあったりと、親しみやすさに工夫が凝らされている。夕刻にはライトアップされて、ひときわ美しい佇まいを見せる、今回の展覧会に最もふさわしい会場と言えるだろう。

重要文化財「菩薩半跏像」奈良時代(8 世紀) 奈良・岡寺

秘仏「如意輪観音坐像」 京都・頂法寺(六角堂)

重要文化財「千手観音立像」平安時代(10 世紀) 京都・醍醐寺

壮大な巡礼の旅

「西国三十三所」を開いたのは、大和国長谷寺の開基とされる徳道上人。ある時、仮死状態になった際、閻魔大王から「生前の悪行により地獄へ送られる者が多い。観音霊場へ参ることで功徳が得られるよう、人々に観音菩薩の慈悲の心を説くように」というお告げを受け、起請文と33の宝印を授かったという。そこで徳道上人が極楽往生の通行証となる宝印を配った場所が観音霊場となり、33の札所を巡るわが国最古の巡礼路となったそうだ。寺の来歴も宗派も異なる寺院が、観音菩薩を信仰するという1点で結ばれた霊場は、和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と、近畿圏一円に広がり、1番から33番までの総延長は約1,000キロ。歩いて巡ると数カ月はかかるという。

国宝「粉河寺縁起絵巻」(部分)平安時代(12 世紀) 和歌山・粉河寺

仏教の仏たち

ところで、仏教には実に多くの仏(ほとけ)が存在している。とても数えきれないだけでなく、意味も簡単には分からない。観音菩薩はどこに位置付けられるのだろうか。仏教は言うまでもなく釈迦が開いたものなので、釈迦如来が最高位の仏のように思われる。しかし、他にも大日如来、阿弥陀如来、薬師如来などがあり、その違いは浅学の身にはよく分からない。ただ、阿弥陀如来だけは釈迦を悟りに導いたとされているので「諸仏の中の王」として尊ばれている。「如来」は「真如より来現したもの」ということで如来と言うそうだが、「悟りの境地に達したもの」を意味する。そして、菩薩は「悟りを求めるもの」に位置付けられる。

国宝「法華経一品経 観世音菩薩普門品第二十五」(長谷寺経のうち)(部分) 鎌倉時代(13世紀)奈良・長谷寺

国宝「餓鬼草紙」(部分)平安~鎌倉時代(12 世紀) 京都国立博物館

スイーツ巡礼の楽しみも

菩薩にも地蔵菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩など、それぞれに救いの方法を持った多くの菩薩が存在する。中でも観音菩薩は33身に変身してさまざまな災厄から守ってくれる。さらに、明王は如来の化身で、怒りの形相で人々を救おうとする。不動明王、愛染明王、軍荼利(ぐんだり)明王などがそれである。一般に馴染み深い弁財天、大黒天、毘沙門天、帝釈天、吉祥天など、「天」に属する仏もある。これらは古代インドの神々にルーツを持つもので、修行を支援するための諸仏とされる。こうして見ると、仏教をぐっと身近に感じられる。各札所では草創1300年を記念して「特別印」を用意、ご朱印帳に捺印してくれる。加えて、33の札所それぞれにご当地スイーツが用意されるという嬉しい試みもある。こちらの「スイーツ巡礼」もまた楽しめそうだ。

「西国三十三所巡礼札」室町時代(16 世紀) 滋賀・石山寺

33の札所がそれぞれに用意した各種の「ご当地スイーツ」。聖地巡礼の楽しみがまた一つ増えた。

●聖地をたずねて—西国三十三所の信仰と至宝—
※会期中、一部の作品は展示替えが行われます。
会場:京都国立博物館 平成知新館
会期:2020年4月11日(土)〜2020年5月31日(日)
当日券:一般 1,600円
●展覧会への問い合わせ
Tel.075-525-2473(テレホンサービス)
展覧会公式サイト:https://saikoku2020.jp
※開館時間、休館日、観覧料、割引制度、特典チケットなど、詳細については上記の公式サイトをご参照ください。
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で5組10名様に、京都国立博物館で開催される「聖地をたずねて—西国三十三所の信仰と至宝—」のペア観覧券をプレゼントいたします。

エントリー期間:2020年1月17日(金)〜2020年2月25日(火)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2020年3月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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