パリの洗練されたホームフレグランスブランド ESTEBAN(エステバン) ESTEBANのカードフレグランスを3名様にプレゼント

新装なった「エステバン東京」。銀座4丁目の王子製紙本社近くにある。

エステバンは、飛行士だったジャン・マックス・エステバンが1979年に創業したパリのホームフレグランスブランド。「旅の記憶を香りに込める」という斬新なアイデアで、優雅にして実用性に富んだホームフレグランスの世界を生み出した。この1月に新装なったばかりの東京・銀座の直営店を訪れてみた。

地下1階には同じグループの「香十(こうじゅう)」があり、わが国伝統の「お香」の世界が広がる。

パリからやってきたホームフレグランス

エステバン銀座店がオープンしたのは1997年。エステバンはその前年に株式会社日本香堂の傘下に入っており、銀座4丁目の現在地に日本香堂の新本社ビルが竣工したのと同時にオープンしている。「青雲」や「毎日香」といった家庭用のお線香で全国に知られ、世界一の薫香技術を持つ同社としては、当然、伝統の製品を置くお店を展開するものと思いきや、当時、まだそれほど一般的ではなかったインテリアフレグランス、ホームフレグランスの世界を持ち込んだのは意外だった。「老舗は常に新しい」ことを実証していたかのようだ。

さまざまな種類の香りと多彩な用途を持つホームフレグランスの世界。上質な香りがぐっと身近になった。
用途別に整然と商品が陳列されており、さながら「香りのギャラリー」。
エステバンの特徴は、いかにもフランスの製品らしいオシャレなデザインと香りのバリエーションの豊かさ。
リードディフューザーでアロマオイルを楽しむ文化は、近年までわが国にはないものだった。
リフィル用のアロマオイルとルームスプレー。さまざまなタイプの香りが豊富に用意されている。
ラタン(籐)を3箇所に差し込めるようにしたラタンブーケ。豪華な雰囲気を生み出している。
香りの種類も豊富に揃ったアロマキャンドル。100%植物性ワックスを使用しているので、パラフィンワックスに比べて油煙は少ない。芯も100%コットン。
オープニングの日にお店に駆けつけたドミニク・アリソン社長。南仏モンペリエ郊外のラヴェリューヌを拠点に、世界中の販売拠点を巡っている。

香りはおしゃれなインテリア

わが家では室内でラブラドールレトリーバを飼っており、かつては毎日、オフィスにも連れて行っていたので、来客への匂いの配慮には敏感にならざるを得ない。犬はシャンプーをすればしばらく臭わなくなるが、頻繁にシャンプーするようにはできていないので、やりすぎると肌を痛める。そこで、ジャスミンの香りのするお線香などを焚いていたのだが、できることならオフィスに火は避けたいところ。そんな時、エステバンでセラミックにアロマオイルを垂らして部屋に香りを満たす方法を目にしたときは新鮮だった。さらに、リード(葦)スティックやラタン(籐)の茎を使用してアロマオイルを吸い上げる方法も、何ともおしゃれに見えた。香りはすでに、インテリアの一部になっていたことに気づいた。

容器が倒れにくいデザインのリキッドエアフレッシュナー。車内やクローゼット、ベッドサイドなどに置くのに便利。
インセンス(線香)とアロマキャンドルの香りを一緒にしておくと、部屋全体が統一した香りで満たされる。
リードディフューザーの香りとルームスプレーの香りを一緒にしておくのもおすすめ。トップノート、ミドルノート、ラストノートと、時間の経過とともに香りが微妙に変化してくる。
お皿の上にセラミックを乗せてアロマオイルを数滴たらすと、部屋いっぱいにアロマの香りが広がる。
美味しそうなショコラギフト。もちろん、素材はセラミック。
名刺入れや財布の中にしのばせて移り香を楽しむカードフレグランス。
オシャレなパッケージは、そのまま名刺の保管箱としても使いたくなる。
香りの種類はネロリ、マグノリア、グリーンノートなど5種類。男性へのプレゼントに求めるケースが多いという。
銀色の袋を開けると写真中央にあるようなカードが入っており、これを名刺入れやお財布に入れて使用する。

家にも香りのマネージメント

ヨーロッパでは花や柑橘系の香り、稀に動物の香嚢などをエッセンシャルオイルにして香りを楽しんできたようだ。基本はあくまで、香水やオーデコロンであり、液体の特性を生かすための方法があれこれ編み出されている。一方で、わが国は仏教伝来とともに伝えられたお香の文化が中心なので、インテリアとしての香りはなかなか広がらなかった。しかし、最近はタワーマンションが増え、香りのマネージメントも大切になってきた。日本香堂はやはり、時代の先を見る目を持っていたことになりそうだ。

「パリのエスプリを感じていただけるように、おしゃれな内装にもこだわっています」とESTEBANマネージャーの内藤久美子さん。

わが国独自の発展

1,500年も前に伝えらえたという日本の香文化だが、自然と季節の変化を愛でる日本の風土の中で、わが国独自の発展を遂げてきている。衣装にお香をたき込んだり、体を清めるのにもお香を使ったりしている。長い歴史と伝統を誇るわが国の香道も、独特の組香を発展させ、他に類を見ないお香の世界を展開している。一片の香木も採れない中で、よくぞ連綿と香文化の継承を続けてきたものと頭が下がる。いずれ華道、茶道に続く第三の作法として、香道は世界に広がるかもしれない。

地下の「香十」は「和」の世界。およそ450年前に京都で生まれた薫香の名跡でもある。
薫香や香道の道具類を数多く取り揃えている。
「移り香」を楽しむ香の文化も日本独特のもの。さりげなく「匂い袋」を仕込んでおく奥ゆかしさも好ましい。
写経の際、体に塗って清める塗香(ずこう)や塗香入れ、衣装用の「薫衣香(くのえこう)」なども日本独特のもの。
白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、伽羅(きゃら)など、部屋中に上質な香りをもたらす線香。
洋服のポケットなどにさりげなく入れておく香十のカードフレグランス「名私香」は、人に香りの記憶をもたらす。
干支の動物をあしらった香を入れる蓋つきの容器「香合(こうごう)」。
玄関などで線香をたく際に重宝する香皿。遊び心に溢れたものを選んでおきたい。
美しい陶製の器に香りをおさめた火を使わないお香(置き香)「室礼香(しつらいこう)」。玄関・洗面台・机などに「香りを飾る」ようにして楽しむ。

ビルはさながら「香箱」

エステバンの地下には薫香の老舗「香十」、2階には香木を展示・販売する「銀座香廊」、3階には「香間 暁」があり、そこを舞台に香道の講座やワークショップが開かれている。4月5日(金)のテーマは「香りとウィスキー造り」。タイトルを見ただけでもワクワクしてこないだろうか。6階には、アロマスペシャリストの養成を目的としたAEAJ資格認定校「銀座アロマテラピースクール」が置かれている。ビル全体が「香箱」といったコンセプトで展開される香りの世界! 銀座に行かれた際は、ぜひ「エステバン銀座」を目指して足を運んでみていただきたい。

香十の一角に設けられた香道を楽しむためのカウンター「座 香十 楽」。
何種類かの原料を調合して独自の香りを生み出す調香で、オリジナルの匂い袋がつくれる。
香道には御家流や志野流といった流派があるが、ここでは公家文化の流れを汲む御家流を取り入れている。
そして、実際にお香を聞く「聞香(もんこう)」。源氏香や古今香など、複雑な組香もあるが、現在はスタイリッシュな電子香炉「sizuro(しずろ)」などもあり、コンセントのないところでも簡単に楽しめる。
2階には「銀座香廊」があり、長年にわたって収集された香木の一部が展示されている。
香木は日本には存在しないとされており、実際に目に触れる機会は少ない。
香木は木が樹脂化して香りを放つようになったもので、希少価値が極めて高い。
有名な正倉院の宝物「蘭奢待(らんじゃたい)」は、呼称に東大寺の名が秘されていると伝えらえる香木で、木所(きどころ)は伽羅とされる。
●ESTEBAN(エステバン)への問い合わせ
Tel. 03-3541-3451
https://www.esteban.co.jp
●香十(こうじゅう)への問い合わせ
Tel. 03-6264-2450
https://www.koju.co.jp
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、名刺入れなどに入れて移り香を楽しむ「ESTEBAN」のカードフレグランス(5枚入)をプレゼントいたします。

〈詳細〉
名刺入れやお財布、お手紙に添えて移り香を楽しむカード型フレグランス。
・ESTEBAN カードフレグランス(5枚入)
・香り:NÉROLI(ネロリ)
・価格:2,700円(税込)
・サイズ:化粧ボックス入 W101×H66×D27mm

エントリー期間:2019年3月15日(金)〜2019年4月25日(木)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年5月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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