World Walking Vol.30 Hawaii Island 2 オーガニックブランド、「Tiny Isle」のマカダミアナッツバターと「Hawaii BEE COMPANY」の蜂蜜をセットで3名様にプレゼント

ハワイ島の自然を満喫したら、街の散策がおすすめです。日本から渡ってきた日系移民が歴史のなかで築き、いまもその多くが暮らすハワイ島の街並みは、日本人の私たちにとってもどこか懐かしい雰囲気を感じさせます。ハワイアンフードはもちろん、歴史的建造物や、大自然に囲まれて暮らす営みは、たくさんの魅力を教えてくれました。

意外にもハワイ第二位の規模を誇る街「ヒロ」

ハワイ島東側の街「ヒロ」は国際空港もあり、ハワイ州の中でオアフ島「ホノルル」に次ぐ第二の都市です。この街は過去に2度、大きな津波の被害にあっており、オールドタウンには太平洋津波博物館もあります。可愛らしい街並みのなかにも、よく見ると外壁が変色している建物も見られ、津波の被害を物語っています。そんな凄惨な歴史を抱えるヒロの街ですが、今では若い人たちが街にもどり、街を盛り上げて行こうと切磋琢磨しながら新しいムーブメントを生んでいます。アートやファーマーズマーケット、美味しい飲食店、公園などがあり、ノスタルジックな雰囲気のなかに賑やかさを感じる街になっています。

ノスタルジックで可愛らしいヒロの街並み。

19世紀の中頃に、サトウキビ畑で働くため多くの日系人がこの街へ移住しました。そのため、日系移民がヒロを作ったといわれるほど日系移民が多く、街へ入るとなんだか懐かしい印象を持ちます。ローカルフード「ポケ」の老舗である「SUISAN」など、日本語をルーツに感じさせるお店も目立ちます。その名の通り1907年創業の水産会社が経営しているため、地元の新鮮な素材を使ったポケを味わえます。

街の開拓に日系人が貢献したことを感じさせる「リリウオカラニ公園」は、日本国外では最大となる日本庭園。バニヤンツリーの並木道「バニヤン・ドライブ」にぐるりと囲まれ、異文化が融合した不思議な印象を与えます。園内には茶室もあり、実際に着物を着た人たちがお茶を点てています。ハワイの地にありながら、遠く日本の心を求めたのでしょう。それほど、この公園には日本よりも日本を感じさせる何かがあります。一方で近くの「ココナッツ・アイランド」という島には、ハワイの神話やさまざまな伝承があり、ハワイ島の聖地とされています。島内ではピクニックを楽しむ家族連れなどで賑わっていますが、こちらはこちらでハワイの神聖な空気を感じさせてくれます。それぞれの民族が持つルーツや精神性が隣り合わせで共存している様子は、まさにハワイ島を象徴している場所だと感じました。街には無料の駐車スペースがたくさんあるので、ぜひドライブの途中にでも気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ヒロのファーマーズマーケット。新鮮な野菜や果物を買い求める人で賑わう。
ヒロのオールドタウン。哀愁を感じさせる街並みを歩くのが楽しい。
1925年にオープンした「パレスシアター」。今も昔も地元の人に愛されている現役の劇場。
リリウオカラニ公園。少し不思議な感じのする日本風庭園で、あずまやや茶室もある。
リリウオカラニ公園に隣接しているアイス店「Alii Ice」では、まるで凍らせた果物を食べているようなフレッシュなアイスが食べられる。バニヤン・ドライブを歩きながら冷たいアイスが美味しい!
リリウオカラニ公園からすぐに行けるとても小さな島「ココナッツアイランド」。様々な神話や伝承のあるこの島は、ハワイ島の聖地。
島には「落ちてくるココナッツに頭上注意」の看板も。
ローカルフードのポケはヒロにある1907年創業の水産会社「SUISAN」で。さすが、水産会社がやっているポケは絶品。風を感じるテーブルでローカルに混ざって食事をするのも楽しい。
新鮮な魚で作られたポケ!ふりかけご飯と一緒に。
「Ken’s House of Pancakes」は1971年にオープンした老舗のレストラン。まるでロードムービーに出てくるような味わいのある雰囲気。
「Ken’s House of Pancakes」のパンケーキは流行りのフワフワパンケーキではなく、昔ながらのパンケーキ。
朝早くからたくさんのお客さんで溢れる地元の人気店。

ハワイ島西側の街、カイルア・コナ

コナ国際空港もあるハワイ島西側の街「カイルア・コナ」は、ハワイ王国の王族たちが静養地として大切にしたことで発展しました。ハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を建国したカメハメハ大王が余生を過ごした街としても知られています。

メインストリートのアイリドライブにはギフトショップやレストランなどさまざまなお店が並ぶ。

今は観光の中心地のひとつとして賑わい、海岸沿いにはリゾートホテルが建ち並んでいます。メインストリートのアリイドライブには多くのお店が軒を連ね、歴史的な建築と一緒に見ることができます。おすすめなのが「フリヘエ宮殿」。ハワイ諸島にある3つの宮殿のうちのひとつで、ハワイ王国の王族の別荘として使われていました。今は博物館になっており、当時の王族が使用していた家具や装飾品等が展示されています。宮殿というには素朴な外観に驚きますが、中に入ると上品な美しさに圧倒されます。

フリヘエ宮殿の向かい側にあるのが国家歴史登録財にも認定されている「モクアイカウア教会」。ハワイ諸島で最古の教会といわれ、溶岩や珊瑚などを使用して作られた独特な外観がとても素敵です。教会内にはオヒア材というハワイ固有種の木が使われており、使い込まれて磨かれた木肌に触れると昔から多くの人に愛されてきたことを実感します。観光客にもオープンで、吹き抜ける風が心地よいこの場所。すこし静謐な空気に包まれてひと息つきたいときには最高のブレイクスポットになりそうです。

「コナ・イン・ショッピング・ビレッジ」にはレストランやショップが並び、観光客で賑わっている。
ビレッジにある「コナ・イン・レストラン」。青い海を眺めながら頂くローカルなハワイアンフードは絶品。
ハワイ観光局がハワイ島各地に建てている観光案内の看板。これを目印に観光を楽しむのもおすすめ。写真は「フリヘエ宮殿」への看板。
海沿いに建てられた「フリヘエ宮殿」。シンプルで素朴な見た目がかわいらしい。
ハワイ諸島最古の教会「モクアイカウア教会」。外壁は溶岩や珊瑚などで造られている。
教会の中はオヒア材というハワイ固有種の木材がふんだんに使われる。吹き抜ける風と、優しい雰囲気が心地よい。

ノスタルジックな街ホノカア

映画「ホノカアボーイ」の舞台になった「ホノカア」はハワイ島の北東にある小さな街。ホノカアにも砂糖産業のために多くの日系人が移り住み、活気のある街として発展していきました。しかし、盛んな投資の後の世界恐慌、太平洋戦争後の荒廃などにより、繁栄と衰退を繰り返した歴史を持ちます。特に戦後は、ヒロとコナが発展したため北東にある小さな街は産業や観光からも取り残されてしまいました。ところが現在では、手つかずのままで残されたノスタルジックな雰囲気や古き良き街並みが高く評価され、観光客を中心に人気を取り戻しつつあります。

メインストリートである「ママネストリート」には日系移民タニモト家の人々によって1930年にオープンした映画館「ホノカア・ピープルズ・シアター」があり、現在では老舗として街のランドマーク的存在になっています。レトロで鮮やかな街並みは、古い映画の世界にタイムスリップしたような気持ちにさせられます。この街に注目が集まり、脚光を浴びることで再び発展していくことは素晴らしいと思う一方で、このゆったりした田舎街の風情が変わってしまうことを寂しく感じる気持ちもあります。

どこか懐かしい雰囲気の街並みは、まるで映画のセットのよう。

映画「ホノカアボーイ」の舞台にもなった映画館「ホノカア・ピープルズ・シアター」。

のどかな雰囲気の最南端の小さな街「ナアレフ」

ハワイ島をドライブしていると、他にも色々な小さな街に出会うことができます。
ハワイ州最南端の街「ナアレフ」は、ハワイ最南端というだけでなくアメリカ最南端の街でもあります。ナアレフの街には「最南端」をうたうものが色々とあるので、記念にすべての最南端を訪れてみるのも楽しいでしょう。毎週小さなファーマーズマーケットが開催され、のんびりした出店者とコーヒーを片手におしゃべりする姿がなんとも微笑ましく感じました。いわゆる観光地ではないため、観光客向けの大型リゾートホテルなどはありませんが、道の先には青い海の広がる絶景がひろがり、思わず車を停めて美しい景色に見入ってしまいます。

1925年に建築されたナアレフ・シアター。この街のランドマークだった映画館だが、いまは廃業し、放置されている。ユニークな建物なので、このまま放置されるのは惜しい。

ナアレフのファーマーズマーケットはこじんまりしていて、のんびりとした雰囲気。

ドライブしていると「ナアレフ」の絶景が目の前に広がる。

また、ナアレフにはオーガニックスーパーなどでも人気の「bee boys」という蜂蜜ブランドのお店があります。bee boysでは、養蜂の巣箱にプラスチックを使わない、塗装をしない、ミツバチに餌を与えない、ミツバチ自身の力で幼虫を育てさせる、ミツバチの行動範囲にある農地では、農薬や除草剤の使用を控える、など、自然とミツバチに優しい方法で養蜂を行っています。スーパーマーケットでは手に入らないスキンケア用品や蜂の巣の入った蜂蜜など、bee boysこだわりの商品が購入でき直営店はここだけということもあり、ファンにはたまらない場所です。

「bee boys」の唯一の直営店。なかなかわかりにくい場所にあるので、迷ったら地元の人に尋ねよう。

店内にはたくさんの蜂蜜製品が並んでいる。

まだまだ知られていないハワイの島へ

ハワイに何度も行ったことのある方でも、ハワイ島にはまだ滞在したことがないという方は多いのではないでしょうか。今回ご紹介した内容はこの島のほんの一部に過ぎません。オアフ島のようなショッピングモールはありませんが、雄大な自然と美味しい食事、のんびりとした時間が流れるこの島。世界中を旅してもなかなか出会えないような経験が、この島にはまだまだたくさん詰まっています。心が洗われるような心地良い滞在を楽しみに、ぜひ、次の旅先として色々と調べてみてはいかがでしょうか。

ハプナビーチからの夕日。

●この記事に関するお問い合せ
株式会社ゾディアック Libera編集部
Tel. 03-6380-0530 info@zodiac1987.com
●読者プレゼントのお知らせ
読者プレゼントにエントリーいただいた方の中から抽選で3名様に、オーガニックブランド「Tiny Isle」のマカダミアナッツバターと「Hawaii BEE COMPANY」の蜂蜜をセットでプレゼント。

〈セット内容〉
・オーガニック マカダミアナッツバター
ブランド:Tiny Isle
商品名:ORIGINAL MACADAMIA NUT BUTTER(オリジナルマカダミアナッツバター)
内容量:198g

・オーガニック 蜂蜜
ブランド:Hawaii BEE COMPANY
商品名:Pure Hawaiian Honey with comb(ピュアハワイアンハニー 巣入り)
内容量:86g

エントリー期間:2019年10月17日(木)〜2019年11月25日(月)

※応募資格:エントリー期間中に、セゾンカードを1,000円(税込)以上ご利用いただいた方。
※当選者の発表は、賞品の発送(2019年12月中)をもってかえさせていただきます。
※(株)クレディセゾンが実施するほかのキャンペーンとの重複当選はございません。

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