To the new lifestyle journey —TOKUSHIMA— ANAで行く1泊2日徳島の旅と徳島県初のワイン用葡萄から作られたワイン2本セットを1名様にプレゼント

国内でも海外でも、旅に出掛けるとたくさんの出会いや発見があり、異文化に触れることで新しい気付きを得ることがある。ショートステイでは新鮮な驚きに興奮し、ロングステイではいつの間にかその土地の空気に馴染んでいたりする。滞在期間によって旅の醍醐味が変わってくるとしたら、どんな景色が見えてくるだろうか? 今回は四国の玄関口でもある徳島県に移り住んだ人びとに、暮らすことで見えてきたその土地の魅力について伺った。また新しい旅の視点を持つことができそうだ。

日本の“桃源郷“で暮らす

まるで「日本昔ばなし」に出てきそうな山間の風景。日本の最深部といえる。

日本の三大秘境のひとつに数えられる徳島県三好市の祖谷(いや)。四国の中心に位置し、奥深い里山の風景は日本のチベットとも言われている。この場所に「美しき日本の残像(1993)」の著者でもある東洋文化研究者のアレックス・カー氏が、宿泊できる古民家「篪庵(ちいおり)」を始めたことで海外からも注目を集めた。

「日本の田舎の美しさを残したい、伝統文化に根ざした環境にやさしいコミュニティーを作りたい」という想いから、1973年に築300年の古民家を購入。度重なる改修を経て現在の宿泊施設へ変化していった。アレックス氏がフルートを吹くことから竹の横笛を意味する「篪(ち)」と小さな住まいを指す「庵(いおり)」を繋げ、「篪庵(ちいおり)」と命名した。海外から多くの友人が改修や保存作業のボランティアとして滞在したことで、日本の原風景をいまに残すその存在は世界に広く知られることになる。

Alex and friends, 1979(写真/(株)ちいおりアライアンス提供)

伝統的なかやぶき屋根の「ちいおり」と笹川氏。設備は最新で冬でも暖かく過ごせる。

現在この施設は「(株)ちいおりアライアンス」によって管理され、そのスタッフには県外から移り住んだ人も多い。エリアマネージャーの笹川 聖司氏は、「不便だけれど、不満ではない場所」と、この土地での暮らしを表現する。

「わたしは北海道の出身で、祖谷(いや)に初めて来たときは山が迫り来るこの風景に圧倒されました。ワーキングホリデーでカナダに滞在したことをきっかけに日本の歴史的な営みに関心を持ったのですが、昔の人はなぜこんなところで暮らそうと思ったのか、不思議でしたね。あるときアレックスが、『この自然や文化に比べたら人の一生は短く、儚い。休むことなく活きてきた人びとの歴史を残すことには意義がある』と話してくれました。古い家を保存するだけでなく、宿泊施設として活かすこと。このアレックスの意思を紡いでいくことでこの地域が少しでも活性化することのお手伝いができたらと思っています」と、その想いを語る。

茅葺き屋根に二つの囲炉裏のある間取りは「中寝間三間取り」という典型的な祖谷の住宅。まるで時が止まったかのような錯覚に陥る。

「実際に暮らしてみると、祖谷の人って生真面目で忍耐強く、それでいて適度な距離感を保ちながら優しく接してくれる。あぁ、このひとたちに顔と名前を覚えてもらえたらいいな、と思っているうちに8年が過ぎてしまった感じです。こちらで結婚し、子供にも恵まれた今、持ちつ持たれつの人間関係が本当に心に沁みるんですよね。厳しい環境が育んだ、お互いに思いやれる間柄にどこか憧れていたのかもしれません。よく離島ののんびりした時間を“島時間”と言いますが、ここ徳島にも人や自然と繋がりを感じる“徳島時間”があります。見慣れてもハッとするほど美しい景色をみせてくれる山並みの景色と、それを感じる豊かな時間。都会の過密と喧噪から隔絶されたこの場所に来れば、誰でもその感覚を体感できます。それが祖谷の最大の魅力だと思いますね」と、祖谷の魅力について話す。

笹川氏がいちばん好きだという祖谷トンネル付近から望む景色。水墨画のような山の連なりが美しい。

板張りの床に、囲炉裏で燻され黒光りする梁や柱が美しい。障子の書はアレックス氏によるもの。
夜中に外へ出てみると、夜がただの闇ではないことに気付く。息を呑むほど美しい景色にしばし寒さと時間を忘れる。
アレックス氏の著書などもある。ゆっくり読書にふける時間も、また旅の価値ある過ごし方だ。
ただ現状を保存するのではなく、活かすという発想が徹底され、設備は最先端のものが揃う。冬でも暖かく快適に過ごすことができる。
取材時は12月でも昼間は驚くほど温かく、縁側でぼーっとしていると“徳島時間”を実感する。
食事などはセルフサービスなので、プライベートな時間を満喫できる。何かあれば専用回線ですぐにスタッフへと繋がる。この適度な距離感が心地よい。
細部のディティールまで保存され、こんな空間で過ごすことができることに感動する。
夜空の星を見るためだけに用意された石のベンチ。こうしたセンスは見事。

文明と自然の境界線で自分を表現する

空港からほど近い「ivory+」のギャラリーには、県外から訪ねてくる人も多い。

木の生活道具「ivory+(アイボリープラス)」を展開する安藤 由紀さんは東京都出身。武蔵野美術大学短期大学部木工専攻を卒業後、家具の販売に従事するものの、自らの手で木を彫りたいという気持ちが押さえられず退職。長野県・上松技術専門学校で木工技術を学んだ。小泉 誠氏や村澤 一晃氏の作品に惹かれて就職したのが徳島県の「テーブル工房kiki」。“木を彫る人”として独立し、2009年に立ち上げたブランドが「ivory+」だ。

柔らかな日差しの中で、木を彫る音だけが心地よく響く。

「木を彫りたい一心での就職だったので、初めて徳島へ来たときにはなにも知らない、なにもない環境でのスタートでした。もともと東京の忙しい雰囲気が自分に合わなかったこともあり、徳島に来てからのほうが開放的になりましたね。自分を肯定できるようになったというか、海があって山があって空が広いだけで心と体が馴染んでいくのを感じます。すぐそばに山があり、一歩、足を踏み入れてみれば自然にすっかり溶け込んでいくような感覚は徳島ならでは。それでいて関西圏はもちろん、東京へも海外へも出やすい。今も台湾や京都で作品を展示しているのですが、徳島に来てからの方がフットワークも軽くなったかもしれません」と笑顔が絶えない。

どこか季節の移ろいまでも感じさせる作品たち。まるで最初からそこにあったかのような柔らかな佇まいが魅力だ。

「徳島って、四国八十八ヶ所のお遍路さんがスタートする地ということもあるのか、おもてなしの気風をすごく感じます。まだ知り合いが少ない頃に近所のカフェに出向くと、移住したての私にいろんな人を紹介してくれたのが嬉しかったです。だから私もこの街を好きになった移住組の1人として、訪れた人に楽しんで欲しいという気持ちが強くなりましたね。『ivory+』の藍染めをさせてもらっている『BUAISOU』の皆もほぼ移住者ですが、気がつけば一緒にもの作りをする間柄になりました。ブランド名のアイボリーって、ただの白じゃない、でも主張しない穏やかな個性がある。そこに少しだけ日常を彩る要素を加えたいというコンセプトで「ivory+」としました。それって、この街の魅力にちょっと似ているなと思います。自分が感じた素の時間を大事にできる感覚は、この場所だから得られたもの。いまではとても大切な私の一部です」と、その表情は満足そうだ。

登山のトレーニングも兼ねて訪れるという「文化の森総合公園」。園瀬川沿いの豊かな自然は徳島市中心部からわずか5kmとは思えないほど自然が濃い。

自然に囲まれたギャラリーは、日差しからも季節の移ろいを感じる。
「BUAISOU」で藍染めされた作品。何気ない日常を少し彩る優しい表情が印象的。
実際にお茶を淹れて頂くと、木の質感がすっぽりと手に収まる。
作業場にはさまざまな種類の木材が作品となるのを待っている。
手製の「木の図鑑」は本物の木材を使っていて、触れて違いを知ることの大切さも教えてくれる。
丁寧に研がれた道具たち。道具には、ものを作る楽しさを感じさせる魅力がある。
木目を見ながら、彫り跡が美しくなる表情を探す。
黒板には国内外でのイベントや展示のスケジュールがびっしり。

会いに行けるワイナリーを目指して

県内のユニークなアイテムも取り扱うワインショップと井下さん。

徳島県で初めてのワイン造りに挑戦しているのが「NATAN(ナタン)」の井下 奈未香さん。奈良県のワインバーでソムリエをしていた頃に徳島県出身のご主人と出会い、2014年に移住。当時は大阪・羽曳野市にある飛鳥ワインで葡萄栽培や畑作りを学んでいた。社会貢献活動でも有名なトスカーナ州のブリケッラ農園でワインを造りたいと、イタリアへの移住を考えていたという。しかし、家族を第一に考えたうえで、同じ気持ちがあればここ徳島の三好市でもワインは作れるのではないか。こうして徳島でのワイン造りは葡萄を栽培する農地探しから始まった。

収穫の済んだヤマソーヴィニヨンの畑。急勾配の斜面を開墾した畑は小さいが、これが一体どんな味を生むのか楽しみだ。

複数の畑を管理するのは大変だが、葡萄の育ち方や味の違いが複雑な味わいを生むに違いない。

「最初は帰りたい気持ちもありましたね。意外と関西に近いこともあり、実際ちょくちょく帰っていたんです。葡萄畑も大きな土地を借りることができなくて。でも、小さな畑をいくつも借りて、違う土地の葡萄から作られるワインならできる。それがこの土地のテロワール(土壌による味わいの個性)なのだと気付いたのです。2020年にワインになる葡萄は2016年に植えたものですが、今年はどんな個性をみせてくれるのか、今から楽しみです。現在は大阪の『島之内フジマル醸造所』で醸造してもらっていますが、2021年にはこの三好市にも醸造所を作ると決めました。というのも、この三好市は葡萄作り、ワインの醸造に最適な気候だったのです。四国山脈のおかげで台風の影響を受けにくく、瀬戸内海性気候が豊かな味わいを生み出します。この温暖で柔らかな気候は三好市の特徴だと思います」。

「現在、京都の大学で心理学を学んでいます。もともと社会で生きにくさを感じている人の支援に興味があり、ブリケッラ農園の社会貢献活動にも共感していました。私もワイナリーを始めることで、この土地で社会復帰に苦しんでいる女性へのサポートをしたいと思っています。また、四国のワインをもっと発信したいという想いがあり、ここ数年は四国中のワイナリーを巡っています。改めてこの四国という島をまわってみると、空も海も自然が全然違うんです。なんて神秘的な島なのだろうと、実感しました。ワインは農作物ですから、こんな素晴らしい場所でワインが作れることがどれほど幸せなことか!と身震いしましたね。ぜひ、この徳島という大地の素晴らしさを多くの人に感じて欲しいと思います」。

NATANの店内には地元の池田高校三好校が作ったイチゴの果実酒「高原の煌(きらめき)」など、希少なワインも並ぶ。

現在はワインショップとしてのみ運営している「NATAN」。2021年には醸造所を建てる予定だ。
豊富な品揃えと丁寧なコメントで、ワイン初心者から愛好家まで満足させる。
2017年に植えられ、今年の収穫を終えたピノ・ノワール。この畑からはわずか300本分しか収穫できない。
こちらは200本分のヤマソーヴィニヨンが植えられている。いくつもの小さな畑で育った葡萄がどんな味わいを作り出すのか楽しみだ。
NATANの店内は室内全体が温度管理され、セラーの役割を果たしている。

徳島を五感で堪能するホテル「RIDGE」

ホテルの部屋から移りゆく景色をぼんやり眺める。これぞ滞在を楽しむという贅沢。

瀬戸内海を臨む「瀬戸内海国立公園」。日本で最初の国立公園の一角に佇むのが「ホテルリッジ」。この地で創業した大塚ホールディングスの子会社である大塚リッジ株式会社が運営する7万坪の敷地には、わずか10室のみという贅沢な空間だ。「ただの宿泊ではなく、滞在そのものを楽しんでもらいたい」と話すのは、福島県出身の支配人、辺見 和俊氏。2019年4月に全面リニューアルされ、12月に新しい施設「RIDGE Bar」をオープンするなど、自然環境と同じように常に変化し続けるホテルは非日常の体験と新鮮な驚きを与えてくれる。

辺見氏は日本庭園が美しい夕食会場「万里荘」でリッジ・エクスペリエンスについて話してくれた。

「ご縁があり、10年前に福島県から徳島県にやってきて、その後も淡路島などで仕事をした後、ホテルリッジに参りました。大塚ホールディングスグループのホテルですが、この地で創業したわたしたちとしては、雄大な自然でありながらも限られた資源を活用して地域に貢献することができたらと考えています。今回のリニューアルでも、リッジ・エクスペリエンスをテーマに県内の素材や伝統工芸を取り入れさせていただきました。今回のリニューアルを通して徳島の歴史や文化、素材の魅力を改めて感じましたね。また、県外の方にとって阿波おどりはお盆の時期のお祭りですが、地元では春頃からお囃子の練習している音が聞こえはじめるのです。祭りの後は過ぎゆく夏の寂しさが季節の移ろいを感じさせてくれます。観光名所もたくさんありますが、素の徳島も実に魅力が溢れています。ぜひ、なにかを見に来るだけでなく滞在すること自体を楽しんでもらえたら嬉しいですね」と意欲的だ。

「島、海、橋が揃ったロケーションは意外に少ない」と、お気に入りの場所で話す松永氏。

運営部の松永 拓也氏は、熊本県から4年前に移住してきた。元自衛官で、徳島基地に赴任したことがきっかけだという。「現在は主にフロント業務を担当していますが、さまざまなお客様と接することで自分の世界が広がっていくのを感じます。それまで徳島のことはあまり知らなかったのですが、夫婦の趣味である釣りを通して人の輪が広がり、自然や食べ物の魅力を実感しています。とくにこの鳴門の景色は海と島、そして橋が揃っているところが好きで、船から眺めていた景色を思い出しますね。思えば不思議な縁だと思いますが、日本全国が職場だった自分としては今の暮らしはすごくゆっくり旅をしているような気分です。このホテルでの滞在も、そんな時間をご提供できたら嬉しいと思っています」。

「HOTEL RIDGE」の名前は、大塚ホールディングスがカリフォルニアのナパヴァレーに保有する名門ワイナリー「RIDGE VINEYARDS(リッジ・ヴィンヤーズ)」が由来。

客室を繋ぐ渡り廊下はどこか厳かな佇まい。高い建物が一切無く、どこか神秘的な空気が漂う。
客室の玄関から室内へのアプローチ。正面の窓から瀬戸内海のやわらかな日差しが出迎えてくれる。
室内はゆったりとしたワンルームで内湯もあり、ゆったり過ごすことができる。
すべての客室は瀬戸内海に面しており、ルーフバルコニーからは絶景が広がる。
絵画を眺めるように、時間とともに移りゆく景色に身を委ねる。
2019年12月にオープンした「RIDGE Bar」。常に新しい試みでファンを飽きさせることがない。
朝食は築100年の有形文化財で頂く。阿波番茶で炊いた「茶がゆ」が絶品。
鳴門の海流に揉まれた名物「鳴門鯛」など、地のもの、旬のものが味わえる。
夕食を頂く「万里荘」は元料亭の建物。立派な茶室など贅沢なつくりだ。
ホテルからは「大塚国際美術館」への送迎もある。是非訪れたいスポットだ。
スクロヴェーニ礼拝堂の壁画を環境空間ごと原寸大再現した陶板技術は圧巻。
イタリア・ポンペイ遺跡の「秘儀の間」。多くの作品について、美術ボランティアによる定時ガイド(無料)が解説をしてくれるサービスが嬉しい。

まるでゆったりとした旅のような暮らし

移り住んだ人々が語るその場所の魅力。今回はスポットや名所の紹介ではなく、実際に暮らしている人、それも県外から移り住んできた人びとの取材を通してその土地の魅力に迫った。日々の営みによって新鮮な気持ちが徐々に親しみに変わっていく様子がうかがえる。好きな土地で暮らすということは、まるで時間を気にせずに滞在する旅のようなものなのかもしれない。ひとときの滞在で感じる時間や空気のなか、「もし、この景色の中で暮らせたら」と考えてみる。そんな目線で旅をしてみると、また違った視点や魅力が生まれてくるかもしれない。そろそろ、駆け足・早まわりの旅からは卒業して、じっくりとその土地の魅力を味わってみるのはどうだろうか。

こんな景色をいつまでも眺めていたい。通り過ぎるだけではあまりにもったいない景色だ。

Photographs by Shinichiro GOTO

●この記事に関するお問い合せ
株式会社ゾディアック Libera編集部
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徳島県観光情報サイト阿波ナビ https://www.awanavi.jp/
●取材協力
(株)ちいおりアライアンス http://chiiori.org/
ivory+ https://ivory-plus.jimdofree.com/
NATAN葡萄酒専門店 https://natan-wine-store.business.site/
HOTEL RIDGE https://hotel-ridge.co.jp/
大塚国際美術館 https://o-museum.or.jp/
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